引っ越しが控えております私はやっぱりnirvanaを捨てられません、というお話。

退職を前にして、一時期の忙しさが戻ってきています。

毎日終電に飛び乗り、残業は100時間を超え……という生活を少し前にしておりましたが、今は落ち着き、家でブログを書くような余裕もあったのですが、ここに来て毎日終電帰りです。

というわけで、今日も日記的な内容になるのですが……。

 

 

お引越しを致します。

故あって友人宅に間借りしていたのですが、その友人が引っ越すということで、私も自動的に引っ越しです。

でも、全然準備がはかどっておりません。

昨日やっと重い腰を上げて、本をダンボールに詰めたのです。(たった一箱)

ダンボール詰めに関しては、何故か妙に才能のある私、形や厚さの違う本を、これでもかというくらい組み合わせて詰め、非常に満足していたのですが……。

重い。めっちゃ重い。腰抜けそう。

運送屋さん経験のある友人が「紙と水はやばい」と言ってのが頭をよぎりました……。

 

長らくしまいっぱなしにしていた雑誌を整理しようと思い、自炊代行サービスを使ってみようと思いました。

ちらちらと較べてみましたが、雑誌の自炊をやってくれるところって少ないんですね。

取り敢えず時間もないし、失敗してももう捨てるようなものだし……と思い、ぱぱっとSCANEXPRESSというところに頼むことにしました。

……で、改めて雑誌を見たのですが。

A4のが殆ど無い!これは一冊100円らしいのですが、それ以上は400円になるということ。

買うのと同じくらいの値段だ……。

 

取り敢えず雑誌を確認しようと思い、ぱらぱらと確認を始めました。

全部で30冊近くあったのですが、95%はnirvanaもしくはカート・コベインの特集記事。

このブログをちら見して頂いている方はご存知かと思いますが、無類のnirvana好きな私。

nirvanaのnか、カートのカを見たら反射的にレジに持っていくという習性がありまして……。最近は落ち着いたんですが。

確認すると、どれも手元に置いておきたくなり、まったく整理が意味のないものになりました……。

しまいには「思ったほどかさばらないし!」とか言い始めて、自炊代行へ送ったのは7冊。

捨てる主義の私ですが、完全に泥沼にハマってしまいました……。

いや、まぁ欲しくなったらバックナンバーなんて古本屋さんでいくらでも手に入るんですけどね?

でも、クロスビート休刊なんだもん……なんだかもったいなくなって……。

そして、メタルと老人が残った ーー洋楽誌『クロスビート』休刊に寄せて

月刊音楽誌「CROSSBEAT」次号をもって休刊

データが入稿されたら、初めての自炊代行サービスなので、感想でも書いてみようかなと思っております。

 

今日は艦これがメンテなので静かなお昼休み……。

遠征から帰ってきている第2~4艦隊を早く次の遠征に出したい綾瀬提督でした。

 

以下、綾瀬のための、綾瀬による、綾瀬のための今後の執筆予定、、、

・東浩紀さんのフクイチ本のイベントへ行った感想。

・家入一真さんの「もっと自由に働きたい」の感想の続き。

・津田大介さんの「メディアの現場」の感想。

・さやわかさんの艦これテーマのトークイベントの感想。

・昔流行った「100人の村」について、フォロワーさんと約束してる記事

・森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」の感想。

・そろそろ艦これについて一度記事にしてみようかな。

・自炊代行使ってみた!←New!

 


『XPLOSIVE SUITE』-岩本知明- を、読みました。その二。

友人からジャック・ケルアックを勧められ、すぐさま買った本。『XPLOSIVE SUITE』

これについて、お恥ずかしい勘違いを含む記事を書いてしまった私に、実は著者である岩本知明さんから、ご丁寧なコメントを頂戴していました。

非常に紳士なコメント、本当に有難うございます。

この場を借りて、お礼の言葉とさせてください。

 

時間が経ってしまいましたが、もう一度この本について書きたいと思うのです。

 

「BOME OF THE YEAR」という第一章の文字の並びを見た時に、私が咄嗟に思い浮かべたのはRage Against the Machineでした。

そして、そこに並ぶタイトルを眺めた時に、その感触がどこか間違えていないような気がしたのです。

「何かわからないけれど、怒ってる気がする。もしくはそれに似た衝動の塊がある気がする」

第二章の「LET IT EXPLODE」にしても、そのままバンドのアルバム名のような響き。

 

何かが始まる予感をひしひしと感じながら、iPhone5の画面を指で擦って、先を急ぎました。

一番最初の「ボム・オブ・ザ・イヤー」の詩が目に飛んできます。

 

「今晩は

くされ外道と 申します」

-『XPLOSIVE SUITE』-ボム・オブ・ザ・イヤー-

 

ああ、これ最高に好きなやつかもしれない。

その後も、どんどん飛び込んでくる刺激的な言葉に胸が踊りました。

 

前回の記事で、nirvanaを引き合いに出してしまいましたが、これは私の中では最高に褒め言葉のつもりで、高校生の時に初めて出会ったその音楽を聞きながら、食い入るように見ていた、カート・コベインの歌詞の和訳を読んでいるような気分だったのです。

 

どこか怒りにも似た、とてつもなく衝動的な勢いを内包した言葉が、散文的に散りばめられ、かつそれらは慎重に選ばれていたり、お手玉のように遊ばれていたりして、その雰囲気がどこか私の中で、カートの詩世界と結びついたのかもしれません。

 

言葉はリズムを伴って並べられるべきだと、私は思うのですが、岩本さんの言葉は、それについても抜かりがなく、とても心地良かったのです。

そして文字の並び方はデザインされていて、行の頭が揃っているでもなく、行間が一定なわけでもなく、それこそ意味をもって「散りばめられている」のです。

 

今この文章を書きながら、改めて詩たちを眺めているのですが、やっぱり好きです。

これをそのままバンドの曲にしたいような、気持ちになってしまいます。

私の中で、どこか音楽的なんですよね。

ビートニク、というものがそもそも音楽と密接だからでしょうか。

月並みな言葉ですが、私は行間に「ビート」を感じずにはいられませんでした。

 

『路上』を読み終わった今だからこそ、また違う感じ方ができる気がします。

大好きな歌を繰り返し聴くように。

何度も読み返したい詩集、になりそうです。

 


『XPLOSIVE SUITE』 を、読みました。その一。

『路上』を読み終わったこともあり、こちらの記事をまず旧ブログから引っ越ししてきました。

ケルアック、という単語から出会った本です。

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<2013年7月29日 23時32分の記事です>

オススメの本はないかと、友人に尋ねたところ「ケルアックがいい、ぶっ飛んでて」と言われ、すぐにKindleさんで購入したのがこれでした。

※申し訳ありません。
この詩集、『岩本知明』さんという方の著書でした! 大変失礼致しました……。
こちらに関しては記事最後尾に記載してありますので、そちらを御覧ください。

詩集、というべきか。
とにかくぶっ飛んでいて、支離滅裂で、とてつもない勢いと憤りと嘲笑と反逆がある。
なんだかよくわからないけど、なんだこれ、すごく爽快!
というのが感想でした。

大好きなnirvanaのアルバムの、和訳を読んでいた高校生の時の気分でした。
散文的で、正直意味なんてちっともわからないのに、何か刺さるものがある――

そう、この時点で、私はケルアックという人物をきちんと知りませんでした。

ジャック・ケルアック――
アメリカの小説家・詩人で、ビートニク(ビート・ジェネレーション)を代表する作家の一人。
親友であった作家のウィリアム・バロウズや、ニール・キャサディ、アレン・ギンズバーグらと共にアメリカ中を放浪してまわった経験から、大半の著書は誕生したと言われ、代表作『路上』は、ヒッピーなどの間で多くの愛読者と熱狂的な信奉者を生み、一気にアメリカのカウンターカルチャーの代表となった。
アメリカのロックバンド、ドアーズのジム・モリソンやボブ・ディランなどのミュージシャン達にも影響を与えた。
――Wikipediaより

これを読んで、おいおいおい!と。
なんだ、めちゃめちゃ私の畑の人じゃないの……!と。
バロウズと言えば、カート・コベイン。
それこそWikipediaのバロウズの項にもその名前が出てくるくらい、リスペクトしていた人物です。

直接繋がってはいないけれど、私の抱いた感想もあながち間違えてはいなかったのか……と。
なんというか、世間って狭いね!(ちょっと違うか)と思ったのでした。

そして目下、その『路上』を読んでおります。
思ったより長くて、ちびちび読んでいるのですが、なんと。
『グレート・ギャッツビー』しかり、最近こういう偶然が多いのですが、映画化するそうです!

『オン・ザ・ロード』

8月公開だそうで、これは絶対に見に行く予定です!(グレート・ギャッツビーも見に行かなきゃ……)
というわけで、それまではなんとしても読了したいのですが、翻訳本って、やっぱり読むの時間かかりますね……苦笑

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<2013年08月02日 追記>

申し訳ありません。
この詩集、岩本知明さんという方の著書でした! 大変失礼致しました……。
ただ、内容は素晴らしいのは確かです! この訳ぶっとんでるなー、死ぬほどネイティブな人がやったのだろうと思っていたのですが、きちんと日本語で考え、書かれたものだったのですね……。
お恥ずかしいかぎりです……。

岩本さんは、ケルアックを尊敬されてらっしゃるということで、この記事、気分は害されていないという雰囲気らしく、ほっと胸を撫で下ろしております。
岩本さんの代理の方よりご連絡頂きましたが、岩本さんのお人柄が伺える内容で、恐縮至極でございます。

岩本さんの他の作品も是非読んで見たいと思っているのですが、私が調べた限りだとたどり着けませんでした。
情報ご存知の方おりましたら、教えてほしいです!

この度は、著者様のお名前を誤解したまま記事を掲載してしまい、誠に申し訳ございませんでした。
岩本知明さんの今後のご発展を、心より願っております!
新作、楽しみにしております!


『路上』―ジャック・ケルアック― を、読みました。 

実に一ヶ月以上読んでいたことになるのでしょうか……。

ジャック・ケルアックの『路上』をついに読了しました!今回読ませて頂いたのは、福田実さんの訳です。

 

今回えらく時間がかかってしまったのは、やっぱり翻訳本だからでしょうか……。

ちょっと前に読んだ『グレート・ギャッツビー』も読むのに苦戦したし、その昔『ロリータ』がどうにもこうにもきつくて途中放棄した思い出があります。

なんというか、翻訳という時点で、どうしても初めから日本語で書かれた文章とは違ってきます。

日本語ネイティブが日本語で伝えようとして書いたものと比べ、他の国の言葉で書かれ、単純な言葉の意味だけでなく、その言語だからこそ伝わるニュアンスやテイストまでもを、別の国である日本語で表現しようとしたものとでは、脳をダイレクトに刺激する速度が違う気がするのです。

転じて、翻訳家さんは本当に凄い!ということにもなるのですが……。

 

という読みづらさは正直あるながら、(読み味だけじゃなくて、単純に長かった!)なんとしても最後まで読みきりたかったので、頑張りました。

 

ジャック・ケルアックという人物を全く知らず、友達に進められるがままに購入したのですが、後になって調べると、非常に私の畑に関係が深い人でした!

彼が唱えた、「ビート・ジェネレーション」と呼ばれた者達は、カウンターカルチャーの担い手として、当時の若者達と、後世の人々に多大な影響を与えたのですが、その中心人物の一人、ウィリアム・バロウズといえば、私の大好きな「nirvana」のカート・コベインがリスペクトしていた人物だったりします。

 

そんなこんなで、読み始め、約一ヶ月かけて少しずつ読みました。

正直、どの文章が素晴らしいとか、あの表現がすごいという話は全然できません。

頭に入ってこない時が多々あり……。全体の雰囲気を感じたという感じの、読書でした。

 

とにかく、勢いがあった。

「気狂い」「気の狂ったような」という言葉が何度も登場しますが、本当にそのままで。

異常すぎるテンションで、主人公であるサル・パラダイスと、気狂いディーン・モリアーティはアメリカを横断しまくるのです。

路上でのヒッチハイク。道路さえ繋がっていればどこまででも行ける、地の果てまでだって行ける。

そんなふうに、ひたすら道路を進んでいき、飲み、騒ぎ、愛し合い、別れ、どろどろになったり、ぐちゃぐちゃになったりして、どこまでも進んでいくのです。

とにかくずっとお金がなくて、それでも彼らは歩みを止めません。

どんなにお金がなくても、飲むし騒ぐし、心の赴きを止めようとしないのです。

すごく簡単な言葉を使ってしまうなら『自由』なんです。

 

彼らが旅の中で求めたものや、味わった悲しみや孤独というものはもちろんあるんだと思います。

ただそれよりも、明日の不安や、どこへ行き着くのかという命題がぼんやりしている中で、とにかく突き進んでいく彼らの「衝動」だけが、ギラギラと輝いて私には届きました。

生命の活動と輝きのようなものを、殻も肉も剥いで、そのまま見ているような生々しい感覚。

 

自由ってなんだよ、って話になりますが。

それは決して気楽さなんかであるはずもなく、祝福された満たされたものでもなく、人間が作ってきた「人間として」みたいなカテゴリーへの挑戦なんだと思うのです。

「人間とは」みたいな枠からはみ出して、ハメ外せよ、開放しろよってことなんじゃないかな、と。

でもそれって、「人間らしい」人達からすれば、気狂いでしかないんだと思います。

 

最近、Twitterであるクラスタの人達にフォローされるのですが、それは多分、私が仕事を辞めてフリーになりたいと言っているからだと思います。

会社に縛られないとか、パソコン一台あればどこでも仕事できるとか、その先にあるかもしれない不労所得とか、豊富な時間とか海外脱出とか、「豊かさ」みたいなもの、とてもいいと思います。

でも絶対自由じゃない。

だって貨幣経済に縛られてるじゃん。インフラないと死んじゃうくせに。

 

私はけして、そういう人達に、この本を読んで路上に出てほしい、わけではありません。

私もインフラないとお仕事できないので。

 

「自由」になって魂を開放したい、とは思いません。出来ないんじゃないかなと思うから。

私がこの物質社会から逸脱できなくても、創作と物語は何かを超えるかもしれない。もしかしたら。と少しだけ信じています。

宗教じゃないけど、人間の中にはきっと、宇宙があるから。

 

8/30から、映画が公開されます。

 

オン・ザ・ロード

絶対、見に行こうと思います。