BAYCAMP2013 に行ってきました。

暦の上では秋ですが。夏フェス(?)に行ってきました!BAYCAMP2013というイベントです。

夏フェスの参加は、二年前のARABAKI ROCK FESTぶり。その時は数年ぶりのフェス参加で、それより前に参加したフェスというのが、今では年末カウントダウンイベントまでやっているROCK IN JAPAN FESの記念すべき第一回だったりして……。

いつかはFUJI ROCK FESTIVAL行ってみたいとつぶやきつつ、毎年SUMMER SONICに今年こそ、と言いつつ行かなかったりと、夏フェスは全敗ぎみの私ですが、今回は迷わず速やかに行動に移すことが出来ました!

と、言いますのも、とにかくメンツが熱かった!

このフェス自体、恐縮ながら存在も知らなかった私は、これまでの文脈が全くわからないまま当日を迎えたのですが、なんというか主催者の方のいい意味での「偏り」が素敵だと思いました。(あくまで勝手な私の印象)

交互演奏かぶりなしの2ステージと、DJブースの実質2箇所という規模感なのですが、アクトがとにかく濃い。

例えるなら、もっと規模が大きいフェスに行った時に、各々がタイムテーブルと睨めっこして「自分コース」を作るわけなんですが、誰かのそれを見せられてる感じ。

そう、ほとんど休む暇ないんです。笑

その上12時会場で、ヘッドライナーの出演時間が翌日4時30分からという、とんでもない密度。

極めつけは、川崎という立地と1万円しないチケット代!これは行くしかないと思ったわけです!!

 

せっかくなので、友達に声をかけまくり、Colemanのレジャーシートを小脇に、意気揚々と昨日は出かけたのでした。テントサイトチケットが売り切れていたのだけが残念でした。

 

会場の川崎市東扇島東公園は、川崎駅から車で20分位のところにありました。川崎の工場群をシャトルバスですり抜けつつ着いたのは、海を臨む芝でふかふかの素敵な空間でした。

曇りの予報も吹き飛ばす青空が広がり、涼しくちょうどよい気候を期待していた私達を残暑さんがジリジリと攻め立てる素敵なスタート。まさかこの時期に焼けるなんて……。

会場と同時に中に滑り込み、シートエリアにしっかり場所を確保、しばしゴロゴロです。

時折でっかい船が海の上を滑っていき、そして頭上には抜けるような青空!暑いけど、もう高くなった秋の空です。

呆けました。もう仕事とかどうでも良くなります……ああ、空よ。

 

そんなこんなで始まりましたBAYCAMP!とりあえずお酒です。フェスだからいいんです。お昼から背徳の味をすするのだ!

お酒をもらっていると、FREE THROW DJ TENTで、TIP OFF ACTのミケトロイズが始まったので、少しのぞきました。

ボーダーのレトロなワンピースの可愛らしい3人組。……と思いきや、めっちゃ奇抜な演奏!私的にはめっちゃ高円寺の匂いを感じていましたが、とにかく若そうだった!

たくさんの応募の中から選ばれての出演だということでした。応援の念を胸の中で呟きながら、ワイルドターキーを買ってシートに戻りました。

 

メインステージwelcom actのWiennersの音を聞きながら、ワイルドターキーのワイルドさに若干打ちのめされる私。この日の食事で、一番コスパがよい食べ物だった気がします。美味しゅうございました。

 

14時からのQUATTROをチラ見。

その昔、下北沢の小さなライブハウスでよくやっていた頃、よく見ていたのですが、なんだか良い意味で時間の経過を感じました。さっそく会場は温まってきました。

 

私的BAYCAMPのスタートは14時40分からのHUSKING BEEです!

生、そして初のいっそんこと磯部さんに、私、興奮。

しかもリハで「今日はやらないから」と言って「walk」をちょっとだけ演奏してくれました!

私、10代に戻る。

礼儀として購入した、ハスキンの水色のタオルを握りしめながら、楽しませて頂きました。

知ってる曲、知らない曲ありましたが、とにかく胸熱だった……。すでに来てよかったと思う私なのでした。

 

同じくハスキンを見に来ていた、会社の同僚とぶらぶら。

ご飯に付き合いながらDJ TENTの前を通ると、ものすごい熱量を放出するスリーピースが。

忘れらんねえよでした。

ライブハウスで精力的に活動してるっぽい情報と、絶賛する声をよくTwitterで見ていた気がしましたが、いつの間にか凄い人気!と思ってたら、同僚が「これカイジのエンディングだ」と。

アニメ「逆境無頼カイジ 破戒録篇」のエンディングで「Cから始まるABC」という曲が流れいたんですね。

同僚は大好きなGOING STEADYに通ずる何かを感じたらしく、お気に入り登録された模様でした。

同僚と別れ、私はシートでしばらく呆けました。本当に日中良い天気だったのです。

空が青い。本当に青い……。寝っ転がりながらお酒を飲んで音楽を聞く。なんと素晴らしい。仕事とかほんとどうでも良くなる……。(二回目)

 

本日二つ目のお目当て、昔から好きだったけど、これも実は初体験のeastern youth

二年前のアラバキでは、結局見れなかったのでリベンジなのです。

モニターに映るのは、坊主のおじさん。そう、もうおじさんなんですよ。でもね。かっこいいんですよ。ほんと。

静かに始まるギターと口笛。ああ、きた。いきなり来ちゃったよ、「夏の日の午後」もう泣いていいですか。

激しく脈打つように頭を振り、上半身をおる吉野さん。ヤバイ。

でも、激しい曲とは裏腹に優しく笑い、しゃべる吉野さん。

「さよならだけが人生だ、って言ってね」からの「グッドバイ」

ああ、なんかいいなぁと思ってたら、クリーントーンでギターをかきむしるリフ。ああ、来ちゃったよ。「踵鳴る」きちゃったよ。ダメだ、泣く。

そのあとのMCが、ほんとにかっこよすぎて。一言一句は覚えてないのですが「自分を貫いて生きていくということは大変ですよね」という趣旨のことを、すごく優しく微笑みながら語りかけた後に、

「そんな足取りで今日まで歩いて来ました。」

「冗談じゃねえよ、これからも同じだ」

ああ。尖ってるわ。最高に尖ってる。そしてかっこいい!!

ギターのブラッシングから「荒野に針路を取れ」を演奏し終えると「ありがとう、さよなら」と言ってさらりと去って行きました。初イースタン、刺さりました。

 

DJ TENTへ急ぎます。後藤まりこちゃんを見に!

二年前のアラバキで、初めてミドリを見たのですが、客席を泳ぎながらギターを弾き、そのまま演奏をブレイク。一緒にブレイクして、まりこちゃんを支え続けるファン、そして合図でまた演奏が始まる……というとてつもない光景を見て以来、気になる存在です。

解散についてはいろんな話もあるみたいで、彼女がすごく可愛い感じの歌を歌っている事自体、そういう先にある結果として私は好ましく見ていたのですが。

やっぱり、後藤まりこは後藤まりこでした。

スピーカーに上り、「私、今日絶対怒られるわ!」と言いながらも手を緩める気配はなく、テントの飾りにあわやぶら下がろうとするし、それ切れたら落っこちるよ!ってくらい体を乗り出すし……。

そして客の上を、歩いてました。

そう、むちゃくちゃなんだけど、その全てがステージとして神々しいなぁ、と。感動してしまいました。

私は来世、仲村みうちゃんかLigther190Eの里奈ちゃんみたいな顔に生まれて、まりこちゃんみたいなバンドマンになる予定です。言わせてください。いうだけタダなんで……。

 

メインステージに戻り、きました。ZAZEN BOYSです。

結局NUMBER GIRL時代は一度も見れなかった私ですが、これも二年前のアラバキでちょろりと見まして。

鬼すぎるキメキメの演奏に戦々恐々としたのを覚えています。

そして迎えた二度目のザゼン……。やっぱり鬼でした。キレッキレでした。

モニターの向井さんもやっぱりもうおじさんです。でもキレッキレです。あんなキレッキレのおじさんは巷にはおりません。やっぱりバケモノです。

「泥沼」で、観客を壮大に巻き込んだ演奏は本当に、なんなんだこれ、です。

その集中力と、強靭すぎるバンドの一体感。あれは唯一無二ですね。

 

もうすっかり夜。お次はThe Birthdayです。

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの大ファンだった私ですが、バースデイはあんまり好きになれなくて、聞いていませんでした。

でもそういうのって、私の中で割とどうでもよくて。だからバースデイがどう、とかってのはないのです。

チバさんが歌い続けている、それでいいじゃん。それが好きでも好きじゃなくても、そういうレベルの話じゃないよ、と思っています。

チバさん、シャツ大きいなぁ……そういうオシャレなのかなぁと思いながら(すみません)しぶかっこいい彼らを見つめていました。

キューさんもチバさんも、歳とっちゃったなぁ。それが時間というものです。

でも、かっこいい。そこに立ち続け、鳴らし続けてくれているということが全て。

やっぱり曲はあんまり好きじゃないけど、チバさんの声にすごく安心しながら、シートに戻りました。

 

[Champagne]のメンバー事故による出演キャンセルのニュースが会場を駆け巡る。

幸い命に別状はなく、大事には至っていないということが幸いでしたが、楽しみにしていたファンにとっては残念なアクシデントでしたね。

そういう私も、生まれて初めてのフェスだったロッキンの第一回で、台風の影響でAJICOと中村一義さんが見れなかった経験があり、ライブってやっぱり生き物だな、と思うわけです。

なんにせよ川上さん、元気に戻ってきてください!

 

11年ぶりのDragon Ash。これもロッキンで見た以来でした。あの日アッシュを見ながら、花火が打ち上がってすごくはしゃいでたなぁ私……なんて思いながら。

kj、男前すぎっす。育三さんが亡くなってからその後を受け継いだKenKenの存在感もやばい、色んな意味で。笑

最初は私が聞いていない曲が多くて。でもまったく退屈せず楽しめました。

そしてkjがやたらとバトルモードなのです。

「主催の青木さんには、10代の頃からライブハウスのブッキングでお世話になった」というような話で、「客がまだ5人くらいしかいない頃」とか「彼女とかダチに協力してもらってチケットさばいて」とか。

何か、そのMCが一つもしかしたらテーマだったのかもしれないと、勝手に思いました。

ガンガン観客を煽るkj、でも笑顔でピースフルな感じじゃなくて、お前らかかってこいよ、そんなもんじゃねーだろ、みたいな。

「俺はバカだからこれしかない、でも命かけてやってんだ」というような、音楽に対する自分のスタンスも、全面に出してぶつけてくるkj。

10代にライブハウスでやっていた頃からの、なにかひとつなぎにつながった大きな物語を、kjは感じながらステージに立ってたんじゃないかな、と思ったのです。

そして始まる「百合の咲く場所で」のイントロが静かに流れだし、一気に会場の一体感が上がって。

語りかけるkjの言葉から、爆発的なサビに流れ込んだ瞬間、私は完全に10代にタイムスリップ。

興奮しきった会場に、kjが呼びかける。

「いろんな音楽があっていいと思う」音楽は、今限りないジャンルで溢れている。でも、あえてkjは言うんです。

「ミクスチャーロックは好きですかーーー!!!」

Fantasista」でもはや会場のテンションはMAX。もう本当にMAX。大合唱。声の渦。

私、飛ぶ。思いっきり飛ぶ。

東扇島東公園の、地面が揺れました。私の脳も揺れたようで、しばらくちゃんと歩けませんでした。

そして、私が勝手に考えていたkjの今日のテーマ、彼は答えをちゃんとくれました。

 

「名前だけでも覚えて帰ってください。Dragon Ashでした。」

 

これは、アマチュアバンドが、最後の曲の前なんかによく言う言葉です。

この会場で、アッシュを知らない人なんてきっといないのに。

でもkjがあえてこの言葉で締めくくった意味を、私は反芻したい。そう思った、素敵なMCでした。

 

再びDJ TENTへ。a flood of circleです。

佐々木くん、かっこ良かった!彼も下北沢の小さなライブハウスでやっている頃から知っているけれど、今の堂々としたステージは、本当に見応えがあるのです。

彼は、私の中で「ロックンロール」って言っていい人です。佐々木君の発音的には「ロッキンロール」だけどね。

 

メインのgroup_inouへ。

とにかくimaiさんのトラックがクセになるのです。そしてどこかメロディアスで懐かしい。私の中では90年代の流れを汲むくくりとして、勝手に体がカテゴライズしているのかもしれません。

本人たちのルーツは分かりませんので、あくまで私の体の反応ですからね……?

cpさんのパフォーマンスも相変わらず記憶に残ります。ちょっと滑稽なんですけど、時にメロウにグッと来るんですよね。

今度こそ音源手に入れようかな。

 

まだ終わらないんです。書きながらびっくりしています。本当に濃い一日だったんだなぁ。

GRAPEVINEの曲は、ささやく風のように東扇島東公園を撫でていきました。

ただ、伸びやかに優しいひとときでした。

「まだ夏だと信じてさわやかな曲やります」と言ったり、やたら夏を意識していました。笑

でも、きっとまだ夏だったんです。しっぽが見えました、夏の。

「夏のうちにやっておきたかった」と「風待ち」がしみた、深夜1時。

 

さすがに、少々お休みを頂きました。

あたりにはゴロゴロと人が落ちていて、異様な光景でした。笑

日本って平和だな、と思いながら。ホットパンツ女子にはさすがに冷や冷やしました。ダメだよ!見えてるよ!気をつけて!

 

LOSTAGE」からの「

このフェスの締めが、オルタナバンドということが、個人的には嬉しくありました。

90年代の系譜、私の一番好きな温度。

フィードバックから始まる、LOSTAGEのステージ。

そうです、歪んでないと、ギターは歪んでないと。

ハウリングとフィードバックはノイズじゃない。神聖なるギターの咆哮なんです。

実は一枚も音源を持っていなかった、初LOSTAGE。

大事なものを再確認させてくれました。

 

髭ちゃんは、「 ダーティーな世界」からの「ロックンロールと五人の囚人」からスタート。ど鉄板。いきなり踊るしかない!!

途中はそこまで飛ばさない髭節が心地よかったです。

だって朝なんだもん。朝が来たんだもん。

だんだん白んで行く空、朝の訪れ。それにしっかり寄り添うように、髭ちゃんは楽しませてくれました。

愛からわずお茶目でロックスターすぎる須藤さんは、やっぱり素敵でした。

 

「生まれて一番良い朝を迎えられたよ」

 

そんなこと平気でいっちゃう須藤さん率いる髭は、素敵に不滅な感じがしました。

 

 

以上、私のBAYCAMP全工程はこれにて終了です。

素晴らしい時間でした。

ああ、いいですね、音楽って。月並みでごめんなさい。

曲作りたくなりました。

参加された皆さん、お疲れ様でした!