ふぁぼるってもしかして認知がほしいってことなんですか? というお話。

コンスタントに書くと少しずつ閲覧してくれる人が増えますね。
サボるとどんどん見られなくなります。
そんな微々たる数で一喜一憂しているのですが、最近ブログを始めた師匠は、普段は限りなく0なのに、ちょっと書くとすぐ私の三倍くらい閲覧が行くそうです。
格差を感じる夜。

昨日、「濱野智史×東浩紀「アーキテクチャからアイドルへ――platonicsの新しい挑戦」を視聴した記事を書いたのですが、今日になって、あんな話もあった、こんな話もあった、と思いだしております。

その中で、アイドルライブで「レス」をもらうことの重要性を濱野さんが全力で話しておりました。
このレスについて非常に盛り上がっていて、これなしにはアイドルは語れないというお話なのですが、割愛させていただいて、今日お話したいのは、その中で出た「認知」ということについてです。

まず、「レス」ってなんですか? というところからお話しましょうね。
すっごく簡単にお話します。気になったら、調べてみてください。(投げてみる)

簡単に言うと、ステージから自分に向けて、アイドルがサインを送ってくれるというものです。
これはよくある「今絶対に目があった!」という勘違い現象ではなくて。
もっと明確に、間違いなくこちらにメッセージを送ってくれた、もしくは返してくれた、というものです。

昔聞いた話で、モーニング娘。のライブで、前の方の良席の人たちでスケブ(スケッチブック)を持っている人たちがたくさんいたそうです。
何をするのかというと「こっちむいて」とか「ピースして」とか。
今リーダーになった道重さゆみちゃんだったら「うさちゃんピースキボン!」とか。(今もやってるのかなぁうさちゃんピース……)
もちろんアイドル側の裁量ではあるのですが、実際にやってくれたりするのです。
すると、成立。

また、昨日聞いた話では、地下アイドルの現場(ライブなどのことをこういうんですよね)では、ステージ上から指差しでレスをくれるのだそうです。
◯◯さんありがとー! ◯◯さんもありがとー! みたいな感じで。
もしくは、推しの子に対してライブ中に、盛り上がりという形でアピールを送り、それに対してアイドルが反応してくれる。
これで、成立。

ざっくりですが、こういう現象のことを言います。

レスをもらうためには、足繁くライブに通い、アイドルに顔を覚えてもらうという行為が必要になります。
この、アイドルに顔を覚えてもらった状態を「認知」と言うみたいです。

AKB48だったら、劇場で会えていた古参のファンを除き、売れてしまってからは非常に難しい話になります。
会場大きいですし、ライブ中にアピールするなんて至難の技。
でも、握手会があるんですよねーー!
あんな至近距離で会えてかつ接触も出来る。
というわけで、CDを鬼のように買う人が出てくるわけなんですが。

すると、一日のうちに、一人のアイドルに数回握手できたりするのです。
これを繰り返すと……。そりゃ覚えますよね!
そうなると、トップアイドルのAKB48とて、反応が変わってきますよねー。

地下アイドルになると、もう少し簡単みたいです。
まず会場が小さいので、ライブ中に目立つことは十分可能。
そして、ライブ後は「チェキ」があります。
これは、一枚チェキいくら、というサービスで、ビジュアル系の物販などでも行われているものなのですが、今、2000円とかするんですって!
私が知っている時点では500円だったのになぁ……。
ちなみに、2000円は売れてる方の娘達のようなので、ほとんどは500円位でやっているものと思われます。

これも握手会と一緒で、至近距離で写真が取れるわけですし、地下アイドルの場合は、握手会より時間も取れるでしょうから、覚えてもらえる度は上がりますよね。

……と。
こんなふうにして、いかに「認知」され、現場で「レス」をもらうか、というのがファンの方々の主戦場のようです。

はい。ここまでは長くなってしまったのですが前置きです。
最近、コスホリックにいったりと、コスプレイヤーさんに興味津々な私なのですが、そのTwitterを見ていて、すごく疑問な現象があったんですよね。
ふぁぼる、つまりお気に入りのチェックをする行為なのですが。

私の場合、あとで見たいとか、これは後々何度も見返したい、というものをふぁぼります。
どうしてもそういう価値観で見てしまうので、なにげなーーい、なにげなすぎるコスプレイヤーさんたちのツイートにお気に入りが入っているのがよく理解できませんでした。

これくらい可愛くなったら、私のくだらないつぶやきもふぁぼってもらえるのかなぁ……なんてのんきに思っていたんです、昨日まで。

 

でも気づきました!

……これって、もしかして「俺見てるよ!」アピールなんですかね!?

Twitterクライアントと設定にもよるんですが、ふぁぼったことが通知される場合もあり、また自分で誰からふぁぼられているのかを確認することができます。
もしかして、積極的にふぁぼっていくことで「認知」されようとしているんですかね!?

リプ送っちゃえよ、という見方もあると思いますが、基本的に「返せる時に返します」というスタイルだったりするの大抵です。(しないのが基本の子ももちろんいます)
プロのアイドルと違って、日々の生活がある娘達が多いですからね。

でも「認知」状態になるとリプにレスが来るその確率は上がるだろうし、なんだったら仲良くなれちゃったりするかもしれません。

 

……あくまで仮説なんですが……。
こういうのって、あるんでしょうか? ちょっと調査してみたい欲望にかられています!

以上、綾瀬の「ふぁぼりは認知を得るための行動なのでは!?」説でした。
ご清聴ありがとうございました。


「濱野智史×東浩紀「アーキテクチャからアイドルへ――platonicsの新しい挑戦」  を、視聴しました。

秋田の実家で粛々と原稿を書いている綾瀬です、こんばんは。
こっちはすっかり春めいてきました。

今日、ふと見た東浩紀さん@hazumaのツイートが熱くて、ゲンロンカフェ今晩面白そうだなーなんてのんきに思っていたのですが。
「あ、完全中継チャンネルあるじゃん……!」と思い、ついに初挑戦してみました!

→ゲンロン完全中継チャンネル

ちなみにイベントのご紹介はこんな感じ。

芸能事務所platonicsを立ち上げ、今春にも新アイドルグループをデビューさせるべく候補者募集に乗り出した濱野智史。
年間300本のアイドル公演に参戦するなど、アイドルファンとしての顔を表に出して総合プロデューサーの任を務める濱野には、ゼロ年代の重要文献になった『アーキテクチャの生態系』など、情報環境研究者としての側面もある。著書『前田敦子はキリストを超えた』は、アーキテクチャ論を下敷きにしながら、アイドルが社会に果たす役割を考察している点で、濱野のふたつの側面がともに表れた作といえるだろう。「これから必要とされる、真のアイドルの形」を探るplatonicsは、それらふたつを融合させる試みにほかならない。これから生まれようとしているアイドルグループは、まさに濱野の理想を体現した存在になるはずだ。

濱野がplatonicsで実現しようとしていることはなんなのか。そして、アイドルは本当にキリストを超えるのか。濱野と一対一では2011年以来となる対談で、東浩紀が鋭く切り込む!

ゲンロンカフェHP SCHEDULEより~

濱野智史さん@hamano_satoshiは、私が東さん、そしてゲンロンカフェを追いかけ始めてから名前を何度も拝見していたのですが、まだ著作などは読んだことがなくて。
東さんといえば度々取り沙汰される宇野常寛さんと仲の良い方=東さんとは今はあんまり交流のない方? というすごーくあまーい認識しかありませんでした。今日まで。
しかししかし! 非常に面白いしとんがった方で、今後追いかけたい人リストに間違いなく入りました!

濱野さん、最近はアイドルの話しかしないわけですが、ガチガチの情報環境研究者で社会学者的な顔もあり、議論の内容はアイドルであってもうアイドルではない!
回ってアイドルに戻ってくるんですけど。笑
とにかく熱かった! 東さん風に言えば間違いなく神回でした。

濱野さんと東さんの関係も、見ていたらなんだか微笑ましくて、これからまた二人のお仕事とかまた増えたらいいなぁという、ちょー平凡なファン心理も働いたりしました。

対談を申し込んだのはrealsoundのインタビューを読んだのが契機でした。そこでは彼はなかなかラジカルなことを言っている。僕なりに要約すれば「人間がいちばん感動するのは子どもが運動会出てるときですね。アイドルはそれです」と言っている。曲とかダンスとか質は関係ないのだと。

ちなみに、今日ぼくが結論として濱野くんに突きつけるであろうことをネタバレして言うと、それは「要は君の言っている前田敦子はキリストを超えるというのは、だれでも自分の子供のほうがキリストよりも大事ということの言い換えではないのか」という話になるはずです(アブラハムとか除く)。

で、ここに、例の福嶋くんの「日本では神様は育てるものなのだ」論が絡むわけだ。

子育てとか家族とかの問題は本当はすごく哲学的なのに、子育て論を低俗な人生論の一部として、よくてもせいぜい社会学や政策研究の調査対象としてしか捕らえてこなかったところに、近代思想の弱点がある。家族ほど「私とはだれだ?」「愛とはなにか?」の問いを突きつける存在はないんだけどね。

で、ぼくのみるところ、濱野くんのアイドル論は家族と神の関係について扱っているのよ。むろん、いっけんそう見えないし、彼自身もそう考えていないかもしれないけどね・・・

~東浩紀@hazumaより転載~

このあたりの東さんの激アツツイートを見てドキドキしていたのですが、まさにこのような話が展開されていました。
特に、日本では神を育てるものなのだ、からの、「子供もアイドルも神であって、それを育てているのだ。」というあたりは本当にグッと来て。
すごく持論にも繋がりそうなので掘り下げて咀嚼したいなーと思っています。

ちょっとながらで見ていたところもあるので、時間見つけてタイムシフトみたいな。
4時間半くらいあるのでかなり気合が必要なんですが。笑

とりあえず濱野さんの本を買おうと思っています!
とても刺激的な、初完全中継チャンネルでした!