『SHIROBAKO』を見ました。

「今SHIROBAKO関わってた方と仕事してるから綾瀬も見といて。」

と、師匠に言われてから二ヶ月くらい時間がかかってしまいましたが、昨晩やっと見終わりました。

TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイト

アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」とその制作現場を舞台に、ヒロインの「宮森 あおい」はじめ元・上山高校アニメーション同好会出身の5人が夢に近づいていくお話。
TVアニメ「SHIROBAKO」公式サイトより

本作を制作されたP.A.WORKSの代表である堀川憲司さん(@horiken2000)は、Twitterで「SHIROBAKO」は、「あるある」50%、「こんなんだったらいいな」20%、「ネーヨ!」10%、「え(゚_゚;)」10%で構成されています。」とつぶやいています。

 

つまり、半分以上は生、現実。アニメ制作の現場のことはわからないのですが、ゲーム制作会社にいた身としては非常に共感する場面が多かったです。

一つのタイトルには、それはもうびっくりするくらいの数の人が関わっていて、それゆえに一箇所が遅れたらもう芋づる式にどんどん影響が出る。一人の遅れや失敗が全体に影響を与える。
それをうまいことやるのが進行管理役の仕事なのですが、携わっているのは人間で、機械ではありません。
人の合う合わないはもちろんありますし、困った人も中にはいます。
こだわりなのかワガママなのかわからないことを言われたり、無責任なことを言われたり、理不尽なことを言われたり。
全部背負い込んでボトルネックになる人もいれば、周りのせいにしてばかりの人もいないこともない。
それに、余裕がなくなってくると人は雑になる、判断が鈍る、怒りっぽくなる、など周りにいい影響を与えません。

もうね、本当にうまくいかないんですよ。
でも、締切はやってくるのです!!

すべての仕事においてそうではあるのですが、ヒロインの「みゃーもり」ことあおいちゃんのポジションである進行管理役、ディレクターであったりデスクであったり、PMと呼ばれたりするポジションの人はとにかく人間商売だと思っています。

仕事のできるできないは当然ありますが、最後は人と人をどうつなぐか、どうやってその気になってもらったり、無理してもらったり、折れてもらったり、助けてもらったりできるのか。

アニメなのでデフォルメされて現実と違う部分はあるとは言え、そんなところがとてもよく描かれていたと思います。

他にも、行き詰まったりうまくいかなかったりする苦悩を、一人ひとり乗り越えていくさまが、丁寧に取り上げられていました。
現場をひっくり返す上の決定、神の声とか、そういう出来事も。

みんなで作る、ってそういうことなんですよね。
現実問題、一人でできることは限られています。
アニメやゲームという規模になると、制作だけではなく売る人、宣伝する人、権利を持っている大人とか、とにかく想いだけでなく思惑も絡んできて、物事が真っ直ぐ進むことはほとんどなくなります。

なんのために作っているのか、頑張っているのかわからなくなる。そんなこと、日常茶飯事。

それでも、業界に残っている人たちがいる。
酸いも甘いもありました。もうこれで最後だと思いました。でも、結局まだいるんですよ、みたいな。

それがよいことなのかどうかは、各個人が決めることだとして。
たくさんの人の手で、今日も作品は生まれているんだなと、思います。

色々思い出して泣けました。

これは問いでもあるのだなと思います。
さて、じゃあ自分はどうしようか、と。

まず目先のこと、そればかり考えて今日まで来ましたが、気づけば2016年も終わりです。
2017年は、自分のありかたをもう少し考えてみる年にしたいなと思います。

今年最後はC91です!
例のごとく会場には伺えませんが、師匠と作った新刊、どうぞ宜しくお願いします!

 

 


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