teamキーチェーン&EgHOSTダブル演出企画『SPAIRAL Cage』at THEATER GREEN・BASE THEATER に、行ってきました。

最近、師匠にやんややんや振り回されて割と東京にいる綾瀬です。
お陰様で原稿は捗ってま……せ……。

それもこれも師匠がゴリ押ししてきた『STEINS;GATE』のせいで!
私は!悪く!ない!……はず。

 

取り乱しました。

 

そんなこんなで今、東京です。またすぐ帰るんですけど。
せっかくいるからゲームショーに行きたいんですけど、別件で結局行けなくて……。
ヘッドマウントディスプレイでゲーム体験したい!したいのに!

 

話がそれました……。

 

ええと。
ええとですね!

そんな東京ゲームショーのビジネスデーな本日、私は師匠に連れられて池袋で観劇して参りました!
以前一度紹介した、川原翔くん@k_5336が出演しているという舞台です。

teamキーチェーン&EgHOSTダブル演出企画『SPAIRAL Cage』 というタイトルで、事前情報は一切なしです!!
ドキドキしながらの観劇でした!

 

私、未熟なのですぐネタバレしてしまうので……。
今日は絶対ネタバレしないように書こうと思うのですが。

 

まず、感想としては、すっごく引きこまれて、時間を意識しないで楽しめました!
100分の公演だったのですが、中だるみもなく、グイグイと物語にのめり込んでいるうちにクライマックスだった……という印象でした!

 

展開、よかったなぁ……。
ちょっと、難しいのかもしれませんけど、私はその謎解き感がすごく良かったし、途中で真相が大体読めたな-って思っていたけど、結末は裏をかかれたし!
それが飽きさせない要因だったのかなと思っています。

 

翔くんのお誘いで演劇は何度か見ているのですが、なんというか、やっぱり分かりやすいものが多い気がします。
悪い意味ではなくて、「伝える」という意味で、時代劇的シンプルな構造を構成した上で、裏切りや意外性を盛り込んでいくというのが上等なのかなぁ、なんて思っていた節がありました。
(あくまで、乏しい経験上ですよ……!)

凝る事が正義でないというか、やっぱり肉体一つに頼った表現の中で、いかに伝えるかというフィジカル性……。
そこでの「わかりやすさ」って大事なことなんだと思っています。

 

そういう意味で、今回は割とガチで凝っていた。と思います。
その分、想像力込みでしっかりと見れたし、フラグの散りばめ方も上手だなーって思いました。(これ重要。)

終わったあと翔くんとちょっとだけ話させてもらって「難しさ」みたいなことについてディスカッションできたのですが。
演劇特有の「現実と抽象を行き来する表現」とか、まさにわかりやすさの観点からは見せ方が難しいところで、ともすると意図から外れた印象を与えてしまったり、感受性が強い人は全く別の世界を見てしまったりという部分。

今回もそういう演出があるんですが(ちょっとネタバレかな……ごめんなさい……)
私はちょっと、別方向にいっちゃったタイプで。でも全体のお話の印象は、多分主題から逸脱しない範囲で受け取れたし。うん。

 

結末。好きでした。
正直、想像できる終わりが、いわゆる私の今まで思っていた演劇の方向なら……まぁ、結局そういうところでわかりやすく終わっちゃうのかな?というもので。なんとなくそっちに収束しそうだったんですが……。

おお!って感じでした! 結果、終わりよければ……じゃなくて、終わりもよくてすごくよし! でした!

人は選びそうですが。笑

 

なーんだか、全体的にふわっとした話でしたが、とにかく刺激的な100分でした! 創作意欲がもりもりと湧く時間になりました!
ネタバレに注意したのは……これがまだまだ続く舞台だから!
とにかく、これを読んでモヤモヤしたあなたは、お時間があったら足を運んでみて欲しいです!!^^

teamキーチェーン&EgHOSTダブル演出企画『SPAIRAL Cage』

あと2日!!
週末の予定が未定のあなた、是非に-!


『少女七竈と七人の可愛そうな大人』-桜庭一樹- を、読みました。

前回、『私の男』の映画を見て、憤慨していた綾瀬ですが、桜庭一樹先生はやっぱり読むに限ります。

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』もとっても素敵な作品でした!

と、その前に。もう一度言いたい。

『私の男』は、是非、原作で読むことをオススメ致します!!

映画の方が興味ある方、もうロードショーはほとんどやっていないので、レンタル化する前にこちらを読んでみたりすると良いかもしれないし、読まないほうがいいかもしれません。笑

『私の男』を、見ました。

 

 

さて。本題に。(以下ネタバレなのかもしれない内容になりますよ。)

 

 

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』を読み終えました!

桜庭先生の代表作ということですが、ずっと積みKindleしておりまして……。
何でもっと早く読まなかったのだ! という作品でした。

 

舞台は北海道。この点、『私の男』と同じ舞台で、ついつい勘違いしがちなのですが、桜庭先生って鳥取県出身なんですよね。
どうしてこうも北海道が多いのか……不思議です。

私は雪国秋田出身ではあるのですが、北海道はまた別の次元に突入している件なので、ある種神秘でもあります。
独特の冬の匂い、とてもいいなぁと思いながら読み進めました。

 

母親から娘へ。物語の主導権が移っていく話でもあります。
桜庭先生は、「親子」「血」のようなものをテーマにすることが多く、きっと重要なテーマなのだろうなと思います。

特に今作はその「血」の濃さと呪縛のようなものが、やはり強く描かれていて、桜庭節!という感じです。

 

タイトルになっている「七竈」は木の名前なのですが、母である優奈にとって、とても重要なワードであり、娘である少女の名前なのです。

その七竈ちゃんが、とてもいい。
私思い描く理想の女性です!!
生まれ変わったら七竈ちゃんみたいに生まれ変わりたいです。

 

とにかく美しい。彼女の存在を知らぬ人がいないほどのルックス、誰もが振り向いたり噂するような七竈ちゃんですが、それはある種異形であり、呪われた美しさとも言える……。
それほどまでに、街から浮いてしまった存在なのです。

そんな彼女と対のように存在する美しい幼なじみの少年、雪風。

二人は恋人ではないけれど、二人にしかわからない、完璧な世界を構築していて、その中には誰も入れない……。

 

七竈ちゃんはその雪風と自宅に今に広がる鉄道模型だけを心の拠り所にして生活していますが。

彼女はその血と、彼女を取り巻く大人のせいで、「変わらない」でいることが難しいと悟り始め、変わっていきます。

 

きっとそれはでも、七竈ちゃんだからということだけではなくて。

 

少女はいつか必ず大人になるんですよね。
それな七竈ちゃんの身にも起こることなのです。

 

彼女はその異形の美しさゆえに、その美しさが特別でない世界に憧れを懐きますが、それはなんというか動機の一つでしかなくて。

思春期における、たった一つの大切なことや、何よりも尊いような気がしていたことは、いずれ形を変えてそうではなくなってしまうという、変化の波に身を任せるための、きっかけでしかないんだろうなと思いました。

 

少女は、少年を置いていってしまうものなんですかねぇ。

 

この作品に限らず、そこに残るのは、いつも少年のような気がします。

少女は、少年を置いて、大人になってしまう。

 

あっという間に少女は少女でなくなり、若さは消え、若くない何かになる。

男の人とは、生きる速度が違うのかも、しれないなぁ。なんて。