『津田大介の「メディアの現場」 vol.140』 を、読みました。

津田大介さん(@tsuda)さんのメルマガである、『津田大介の「メディアの現場」』を購読している綾瀬です。
「積ん読」状態の津田マガをしっかりと読んでいくために、一日一マガを心に刻み、津田マガ月間に入った3~4日目!

昨日はちゃんと読みましたが記事にする時間が取れませんでした……。
三日坊主って、なんだか魔力的な根拠がある気がしています。

とか言っているうちに明日は金曜日だからまた新しいメルマガが詰まれるわけです……。

 

~津田大介の「メディアの現場」 vol.90~ 2013.10.3

Don’t lose your temper

津田さんによる、メルマガの書き出し部分。今回は津田さんのメインノートPCを変えたというお話。

津田さんはPanasonicの「レッツノート」を使っていることで知られていますが、「SX3」というモデルから「MX3」というモデルにしたんだそうです。

その理由は「スリープ状態から復帰したあとネットに接続するまでに時間がかかる」というのが不満だったからなんだとか。
これ、ものすごくわかります!

私も現在フリーとしてお仕事をしていて、ノートPCはまさに持ち運ぶものなのですが、同じような現象にイライラすること多々あり……。
ちなみに私、Lenovoなんですが。

そんな悩みをこの「MX3」に搭載されている「Instant Go」が解消してくれるとのこと!
スマフォのようにスリープから高速で復帰、スリープでもネットに接続したままにできる技術、なんだそうです。

使ってみて、まさに文字通りの感触で、とっても調子よいということでした!
ちょっと気になるなぁ……。
ちなみにVAIOでも対応機種あるそうです!

 

01、メディア/イベントプレイバック 《part.1》
◆メディア・イノベーションがもたらす社会――梅田優祐×尾瀬傑×藤村厚夫×津田大介

急激に勢いを増す、ネットメディアの旗手の方々の対談、と言う感じでしょうか。
梅田さんは「NewsPicks」、尾瀬さんは「現代ビシネス」、藤村さんは「SmartNews」、をそれぞれ背負っている方々。

特に私の知っている範疇だと「NewsPicks」「SmartNews」は、最近飛ぶ鳥を落とす勢いの、キュレーションメディア界で頭一つ飛び抜けた存在です。

それぞれが語るこれまでの経緯や今後の展望、そこからメディアがこれからどう変わっていくかという話に発展し、とても読み応えのある記事でした。

中でも私がやはり興味深かったのは、キュレーションメディアに対する、風当たりの話。
当初、そして今でも根強くキュレーションメディアは「フリーライド」つまりタダ乗りじゃないかと叩かれていたりします。

コンテンツを作った人間からすると、キュレーションメディアは、苦労して作ったそれらを、ただリンク一発と簡単な文章で勝手に紹介してトラフィックを稼いでる、というふうに見える「面がある」というのが根強い批判なんですよね。

しかし、ここには相互作用があるはずで、コンテンツ制作側は、高い技術とコストでプラットフォーム化したキュレーションメディアで、広くコンテンツをアピールすることができる。
一方キュレーション側もそれらコンテンツに敬意を払いつつ、自分たちの目でしっかり選んだ良い物をより広く知らせていきたい、という関係値を互いに築いていけるはずだ、というのは最もだと私は思います。

私は、ネット上に「フリー」なものが溢れていたり、今自分でも「フリー」なものを発表していて、そういうものの洪水にさらされてきた世代なので、この問題には世代間での感覚の違いなどもあるだろうなとは思います。

しかし今まさに勃興しているキュレーションメディアという新しい潮流に対して、感情論で潰しにかかるのではなく、良い未来を構築していくための道を作っていくことが大切なんだろうなと、思いました。

 

メディア/イベントプレイバック 《part.2》
◆デジタルコンテンツの「いま」と「これから」――川上量生×Tehu×津田大介

私的には一つ前の記事、『津田大介の「メディアの現場」 vol.90』 を、読みました。 に続く川上さんです。
今回は電子書籍のお話。ではあるのですが、「デジタルコンテンツ」のお話もたくさん上がっており、その中に興味深いお話がたくさん散りばめられていました。

現状、電子書籍は簡単に出版でき過ぎることや、編集がしっかりしていないことで質が低い。
それが氾濫することによって、マーケットそのものが崩壊する可能性が多分にあるということ。

コンテンツはそもそも、コピーが容易な時代にもなり利益率が高い。それを出し惜しみ=コントロールし希少価値を演出することで、ユーザーがそこにお金を払う。
故に、ネットで今大切なのはコンテンツを絞る必要があるということ。

現状、無名のクリエイターが正攻法で売れるのは難しく、何かしらのアドバンテージを持った人がやはり儲ける。
ブルーオーシャンなどないので、クローズドな環境を作って、互いの利益を確保し、競争なんてしない方がいい。(ここで川上節炸裂!)

「プラットフォームは自動販売機ではなくてメディア」である。
リアルな本屋は立地の考慮や、お客の分析、店内のレイアウトなどしっかりと考えていてメディアだといえる。
電子書籍のプラットフォームには、なんとなく立ち寄る人はいなくて、ほしい物をピンポイントで探している人しか訪れないのでメディアではなく、プラットフォームとしても現状失格。

セルフプロデュースの重要性。ネット時代のクリエイターは情報発信力を持つ必要がある。
突き抜けるためには専門分野を軸に2つ3つのジャンルに手を出す。これをクリアするためにはしっかり時間をかけるしかない。
時間を作るにはネットをやめろ(笑)

などなど……。

二度も三度も読み返したい、非常にためになる内容でした! やっぱり川上さんは面白いですね!
(そして津田さんの司会力……!!)

 

というわけで第三回終わりです。
いやぁ……本当に情報の塊のようなメルマガです。

こんなの毎週くるなんて……。

今さらながら感心しております。

まだまだ積んでるので、どんどん読んでいきたいと思います。


『津田大介の「メディアの現場」 vol.90』 を、読みました。

津田大介さん(@tsuda)さんのメルマガである、『津田大介の「メディアの現場」』を購読している綾瀬です。
「積ん読」状態の津田マガをしっかりと読んでいくために、一日一マガを心に刻み、腰を据えて読み始めた2日目!

昨日は最新号を読んだので、手元にあった一番古い物……の次の90号を今日は読みました!

 

~津田大介の「メディアの現場」 vol.90~ 2013.8.23

Don’t lose your temper

津田さんによる、書き出し部分というか、津田マガの冒頭部分。
今回は「フォント」のお話。

フォントというと、本来デザイナーの範疇なのですが、文章を書く人間にとっても大切なんだよ、というお話。
そもそも、今は物書きも原稿用紙ではなくてPCを相手にする時代。
自分が使うツールのフォントを工夫することによって、負担やストレスが変わるよ、という津田さんのお話はとても説得力があります。

さらに、プレゼン資料内のフォントも、説得力に大きく関わってくるという辺りも、常々大きい舞台でお話をされている津田さんの言葉として語られると、ごもっともという感じです。

お仕事の環境は、こういう小さな工夫から、格段に変わっていくものなんでしょうね。

 

01、メディア/イベントプレイバック
◆アルゴリズムに支配されないために――川上量生が語る「人類とインターネットの未来」

言わずと知れた、「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」でお馴染みの「株式会社ドワンゴ」の会長。

最近では「株式会社KADOKAWA・DWANGO」の会長ですよね。

収録は30分番組としてかなり編集されてしまったらしいですが、津田マガではその二時間近い内容が全て紹介されています。

ニコ動は、最近では安部総理が当時の野田首相との党首討論の場として指名したりして、もはやオタクやアングラなユーザーだけの場所ではなくなっています。
「ニコニコ超会議」などの巨大イベントも大成功を収めていますしね。

そんな川上さんは、経営者としては明らかに変わったタイプだと思います。
私は師匠からよく経営者トークを聞きますが、どの方も、ものすごくタフでガツガツしていて、競争上等!!みたいなところがあるのですが、川上さんは「できるだけ同業他社と競争したくない。」であるとか「生き残るために大切なのは競争を避けることなんじゃないか」なんて言っている人。
のんびり生きたい、とも言っておられました。笑

そんな方が、今や日本のエンタメの王者的な立ち位置にいるというのがまたすごい話だと、私は思います。

そのエンタメ論もしっかりしていて、「人間はわかりそうでわからないものに惹かれるという傾向を本能的に持っていたと思う」「ウケるコンテンツというのは本能に働きかけるもの」と言う言葉は、深く刺さるものがあります。

そこから「インターネットの未来」に話は飛躍していくのですが、「インターネットは自分に都合のいい情報だけを見せるアーキテクチャになるというか、そっちの方向に進化するんだろうなと。」と言う言葉、これは東浩紀さんを始め、「インターネット黎明期に会った希望」が明らかに失墜し、みんなが夢見た未来は待っていなかったよ、と論じている人達の見識とバッチリ重なっていて。

それを、ネット世界の大物である川上さんも語ってしまうところに、真実がある気がしてちょっと鬱々としました。
結局、ネットで政治を動かす、というような話も民意をアルゴリズムとして解釈していく方向になって、良い未来が待っていないということであるとか、Google的な価値観が、世界が変わるポイントだったと語られる日がくるだろう……というお話になっていきます。

そんな中で、川上さんは「まず目の前の人達を楽しませたい。そこから広げていきたい」という、ある種当たり前で、でも堂々となかなか言えないことを表明していました。

そうですよね……。
規模は違うかもしれないですが、それは私も最近思っていることです。

最終的に話は、津田さんはどうするんですか?的な流れになっていきますがそこは割愛させていただきつつ。

とってもためになる対談でした!

 

07、ふるまいよしこの「中国ジャーナリズム、ネットと歩む未来」《第14回》
◆海外と中国ジャーナリズム――その4:反骨のジャーナリスト、長平氏

これ、とってもためになるコーナーです。
近くてよく知らない国、中国の事情を、とても深く掘り下げている内容が毎回読めます。

今回は、中国ジャーナリスト界で伝説の存在となっている長平氏のインタビュー記事でした。
内容はあまりに濃くて長いので割愛させていただきますが、中国という国では、日本なら小説や漫画、アニメのネタになってしまうような検閲体制が、嘘ではなく今でも誠に行われているということの衝撃でした。

その中で、虚構作品の主人公のように戦ってきた長平氏の半生はまさに伝説だし、ジャーナリズムと言うのは、ある意味本当に命がけなんだなということを感じました。

中国がこの先どうなっていくのか……ということは分かりませんが、あくまで日本の常識で考えるのであれば、やはり国によって国民にあまりにもフィルターがかけらている状態は、良いとはいえないと思うし、とは言え突然世界が変わることもないでしょう。

お隣の国として、その動向というのは、しっかりと注視して行かなければいけないのではないかなぁ、と感じました。

 

08、清水健朗の「本を読まない津田に成り代わってブックレビュー」《第38回》
◆「モヒート」と「レクサス」から考えるアップデートされた高度資本主義社会

要は、村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の歳』のレビューなのですが、着眼点が非常に面白い。
なるほど、春樹は「お酒」の名前で読むと面白いんですね……。

登場するアイテムを文化的記号として読むと、いろんなことが見えてくる、というのです。

村上春樹さんの作品の主人公が、今までずっと団塊世代だったのに『色彩~』では、初めて津田さん世代、つまり団塊ジュニア世代が主人公だと推察される……と言う辺りが非常に意味があると思いました。

実は春樹はあまり読んでいない綾瀬ですが、これは時間を作って読まないとな、と思いました!!

 

 

というわけで第二回終了しました!

活字を毎日しっかり読むというのは過大なので……よきトレーニングです。

これに合わせて本も読めればと……。

綾瀬、インプット頑張ります。アウトプットもね!


『少女七竈と七人の可愛そうな大人』-桜庭一樹- を、読みました。

前回、『私の男』の映画を見て、憤慨していた綾瀬ですが、桜庭一樹先生はやっぱり読むに限ります。

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』もとっても素敵な作品でした!

と、その前に。もう一度言いたい。

『私の男』は、是非、原作で読むことをオススメ致します!!

映画の方が興味ある方、もうロードショーはほとんどやっていないので、レンタル化する前にこちらを読んでみたりすると良いかもしれないし、読まないほうがいいかもしれません。笑

『私の男』を、見ました。

 

 

さて。本題に。(以下ネタバレなのかもしれない内容になりますよ。)

 

 

『少女七竈と七人の可愛そうな大人』を読み終えました!

桜庭先生の代表作ということですが、ずっと積みKindleしておりまして……。
何でもっと早く読まなかったのだ! という作品でした。

 

舞台は北海道。この点、『私の男』と同じ舞台で、ついつい勘違いしがちなのですが、桜庭先生って鳥取県出身なんですよね。
どうしてこうも北海道が多いのか……不思議です。

私は雪国秋田出身ではあるのですが、北海道はまた別の次元に突入している件なので、ある種神秘でもあります。
独特の冬の匂い、とてもいいなぁと思いながら読み進めました。

 

母親から娘へ。物語の主導権が移っていく話でもあります。
桜庭先生は、「親子」「血」のようなものをテーマにすることが多く、きっと重要なテーマなのだろうなと思います。

特に今作はその「血」の濃さと呪縛のようなものが、やはり強く描かれていて、桜庭節!という感じです。

 

タイトルになっている「七竈」は木の名前なのですが、母である優奈にとって、とても重要なワードであり、娘である少女の名前なのです。

その七竈ちゃんが、とてもいい。
私思い描く理想の女性です!!
生まれ変わったら七竈ちゃんみたいに生まれ変わりたいです。

 

とにかく美しい。彼女の存在を知らぬ人がいないほどのルックス、誰もが振り向いたり噂するような七竈ちゃんですが、それはある種異形であり、呪われた美しさとも言える……。
それほどまでに、街から浮いてしまった存在なのです。

そんな彼女と対のように存在する美しい幼なじみの少年、雪風。

二人は恋人ではないけれど、二人にしかわからない、完璧な世界を構築していて、その中には誰も入れない……。

 

七竈ちゃんはその雪風と自宅に今に広がる鉄道模型だけを心の拠り所にして生活していますが。

彼女はその血と、彼女を取り巻く大人のせいで、「変わらない」でいることが難しいと悟り始め、変わっていきます。

 

きっとそれはでも、七竈ちゃんだからということだけではなくて。

 

少女はいつか必ず大人になるんですよね。
それな七竈ちゃんの身にも起こることなのです。

 

彼女はその異形の美しさゆえに、その美しさが特別でない世界に憧れを懐きますが、それはなんというか動機の一つでしかなくて。

思春期における、たった一つの大切なことや、何よりも尊いような気がしていたことは、いずれ形を変えてそうではなくなってしまうという、変化の波に身を任せるための、きっかけでしかないんだろうなと思いました。

 

少女は、少年を置いていってしまうものなんですかねぇ。

 

この作品に限らず、そこに残るのは、いつも少年のような気がします。

少女は、少年を置いて、大人になってしまう。

 

あっという間に少女は少女でなくなり、若さは消え、若くない何かになる。

男の人とは、生きる速度が違うのかも、しれないなぁ。なんて。

 


『私の男』を、見ました。

大好きな桜庭一樹先生の作品の中でも、特に好きな『私の男』が映画化するということで、楽しみにしていた綾瀬です。

ここで『私の男』について描いた記事を! ……と思ったら、描いてないじゃないですか私。何たる段取りの悪さ……。

すごく書いた記憶があったのですが、この記事でチラリと触れているだけでした。

『ホテルローヤル』-桜木紫乃- を、読みました。

 

見なければ見なければと思っているうちに時間が経過し、調べてみたら……。
もうほとんどロードショー終わっているではないですか!!

急いで、スケジュールを調整して、急遽上京してきた綾瀬です!
そして、昨日なんとか滑り込みで鑑賞してきたのでした。

『私の男』

 

感想。ですが。
一晩たって落ち着いたので書こうと思うのですが。

あ、ここからは久しぶりにネタバレ込みでいきますのでご了承ください。

 

 

ええと。

 

私、このブログで初めて、批判します!!

 

 

圧倒的なコレジャナイ感……。

何でしょうか、おすすめポイントといえば、「二階堂ふみちゃん可愛かったよ! 体当たりだよ! ふみちゃんの裸……裸きゃーー!!。」

くらいですかね。

 

久しぶりに映画見て消化不良になりました。

これじゃあただの悪口なので……。
なるべくきちんと書こうと思うのですが。

 

まず、一番思ったのは、原作を読んでない人がどう感じたのか? です。

 

私は原作を知っているので、その上での納得いかなさがあるのですが、一緒に行ってくれたお友達の意見をまず聞いてみたところ。

 

「久しぶりにつまらない映画見て、お金損したと思った。」

 

でした……。

やっぱりそうなのか、と。

 

ええと、主題が全く見えないんですよね。

結局何が伝えたかったのかが分からなくて。

原作でそれほど描写されていなかったシーンをやたらと濃く取り上げたり、映画版の解釈で追加されたシーンが全く生きているように感じられなかったり。

 

なんだか無駄に軸だけぶらされて、骨抜きにされたような印象。

 

 

もう一つは構成。

原作ものが映像化されるに辺り、構成が変更されることは仕方のない事だと思っています。
映画には映画のロジックがあるので、原作はそのまま良い脚本とは成り得ない。
だからこそ脚本化という作業が重要になると思っているのですが。

あえて言うのであれば、原作は時系列を遡っていくような構成になっています。
一番最後に、一番古い話が来て……というと少々語弊があるのですが、それでこそ印象的なラストになっている。

映画はそれを、時系列で追っていきます。
なので、原作の最初のシーンでお話が終わるわけですが。

私驚いて、「えっ!?」と劇場で声だしちゃいました。
いいんですよ。別にそのシーンで終わるのはいいんです。

何その描写……。ってのがあって。もう、は……? だったんですよ……。

 

それより何より、時系列でたどるなら、そこ語らなくてどうするの!!ってシーンがまるっまるカット。
そのせいで、小町さんはただの過去の人になっているし、二人が抱え続けてきた2つの殺人の影もまーるで重みなし。
なんじゃこれ……となったのでした。

 

 

そして、淳吾と花の関係。

なーーんかもう、うっそくさくて。

何がって肝心なところのディティールがことごとく落ちてて、なんだか中身の無い「禁断の愛、近親相姦」ってことだけがひとり歩きしていて、リアリティも原作の独特の気持ち悪さを通り越してなんだか神がかってしまった二人の関係も、何も描けてない。

もう、ふみちゃん体張ってる!! しか、ない。

 

ああ、すみませんもうやめますね……。悲しくなってきたので……。

 

国際映画祭で受賞もしたようですが、とにかく私の感性とは合わなかったようです……。

正直に、楽しみにしていただけ、本当に残念な作品でした。私としては。

 

ただ。
原作、桜庭一樹先生の『私の男』は、ほんとうに素晴らしい作品だと思います。
直木賞受賞作でもありますが、その看板に勝るとも劣らない内容です。

ぜひ、手にとっていただけたら嬉しいなと、一人のファンとして、思います。

映像化、ってやっぱり難しいんですね。
「小説は最も高尚な表現だと思う」という友人の発言を反芻した夜でした。

それではもう一度最後に。

原作、『私の男』綾瀬みうは心から推薦いたします。


最近読んだ本、というお話。

冬コミ、申し込みが完了しましたー!

GIRL/Fri.eND

 

見ての通り、新刊の名前は、私のブログタイトルと一緒です!
そうなのです……原案は師匠ですが、今回は私がメインで書かせてもらいます。
正直、気合入ってます!!

師匠といろんな構想を練りながら、原稿の合間にちょっと幸せです。(相変わらず原稿の山……。)
どうでもいいですが、毎度「忙しいですか?ちょっと手伝ってもらえますか?」から始める師匠にイラッときます。
もう古くない?

 

そんな私ですが、本、地味に読んでおりました……。
なかなか進まなかったんですけどね……。
ただ時間も経って、ディティールが落ちてしまっているので、今日はさらっとまとめてご紹介しようと思っております。

まずは桜木紫乃さんの『ラブレス』です。
直木賞受賞作の『ホテルローヤル』を読んだ後、その流れで購入。
Kindleに入りっぱなしだったものをやっと読んだ……という感じです。

『ホテルローヤル』-桜木紫乃- を、読みました。

 

現在のお話から始まり、過去にさかのぼり……を繰り返し、過去と現在がクロスオーバーして結末に近づいていくという構成。
正直、最初は過去の話がリアリティがなくてちょっと停滞してしまいました。
リアリティがないというのは、どうしてもその時代の人間ではないので、自分を重ねるように追体験ができない感じがあって、つまらなく感じたのかなと思います。
それってよくあることだとは思うのですが、何故かこの時はすごくそれが顕著に体の反応として出てしまって……なんでだろうか。

ただ、後半、私的にどんどん盛り上がって、読後感としては、すごくよかった!という感じです。

主人公って誰なのかというのが難しいところですが。
始めに語り始める現代の小夜子がそうだとすれば、その片割れ・相棒としての役割を果たす理恵が、それぞれの親である百合江と里実を小説に書こうとする事が、メタ的で面白いなと思ったり。

つまり小説内で語られる百合江と里実の物語は、あたかもこれから理恵によって書かれるであろう小説そのもののようだな、ということです。

人は自由でありたいなどというけれど、人生を取り巻く大きな力は逆らえないほど猛威をふるうことって本当に多いんですよね。
特に女って……特有の、制約があるというか。
昔に遡るほどそれって強かったので。

その中での百合江の生き方は、万人が首を縦にふるようなものではないけれど、ある意味ハイライトな印象があるのかな、と思いました。

 

 

次は、森見登美彦さんの『四畳半王国見聞記』です。

森見さんの本としては、『四畳半神話大系』を読んだのが最初です。

『四畳半神話大系』ー森見登美彦ー を、読みました。

相変わらず舞台は京都。そしてなんとなく『四畳半神話大系』とかぶるマップ。
そもそも四畳半神話大系に登場するキャラも出てきますしね。

そういう作品がリンクしている感じ、大塚英志さんの手法を思い出して私はニヤッとしちゃいます。
『四畳半神話大系』で、森見さんのパラレル的?ループ的なお話の作り方に唸っていた私ですが、それをさらに推し進めたような内容。

物語が大きな円環の中でぐるりと回って戻ってくるような特異な体験というか……。
それが妙で、今回も唸っておりました。素敵。

なによりも森見さんの独特の古めかしいような懐かしいような文体がとっても可愛らしくて好きです。

 

 

森見さんつながりで、『夜は短し歩けよ乙女』です。
ずっとずっと書かなきゃ……と思っていて、今日まで来てしまった作品。
相当ディティール落ちちゃってます……。

『四畳半神話大系』を読んだ後、日が浅いタイミングで読んでいるはずなのですが、あれ、続編!? と思ったのを覚えています。
なぜならやっぱり舞台は京都だし、『四畳半神話大系』よりもマップやキャラが『四畳半神話大系』寄りなのです。

結局は違う主人公を軸にしたお話なのですが、とてもよかった!
ヒロインである黒髪の乙女が可愛い! 本当に好き!
『四畳半神話大系』の明石さんが好きだった私としては、共通する雰囲気にもうやられました。

森見さんの描く女の子は本当に可愛いです。
なんだかひょうひょうとした中に、女の子特有の柔らかい部分が詰まっているような、そういう感じ。
汚いところが見えないからかな。
実際の女子は大変ですからね!笑

 

 

映画が人気だったヤマザキマリさんの『テルマエ・ロマエ』です。

お家ぼんやりしていたら、劇場版がテレビでやっていて、見たらもう面白くて。
その場でKindle買いして読みました!! おもしろいー!!

最近最終巻を読んだのですが。それに関しては……あれ? という感じでした。笑
まぁなんというか出落ちというか、着目点と勢いが素晴らしい作品だと思うので、そんなにネタも続かないモチーフだったんだと思います。
なので結末が微妙であってもあんまり評価には響かないというか。
このモチーフをここまで昇華したことに拍手を送りたい! そんな気持ちです。

ところで師匠は映画で上戸彩ちゃんが入った温泉に行ってきたそうですよ!
でも混浴らしいので。少くとも師匠とは行きません。絶対。

 

 

新井英樹さんの『ワールド・イズ・マイン』です。

とにかく……内臓と心臓をえぐられるような作品、という感じでしょうか……。
頭クラクラします。
でも止められなくて一晩で読みました。

賛否両論はあるんでしょうけれど、エッジで刺さるってこういうことだし、表現し切るってこういうことだと。
それにとやかく言われようが知らん、っていう精神性。
忘れたくはないなと思います。

 

 

以上、ぱっと思いつく限りに羅列してみました!!
もっと本を読む時間を作るべく……原稿に励みますっ!!


『ホテルローヤル』-桜木紫乃- を、読みました。

過去記事のお引っ越しです。
一年前になりますが、2013年7月26日の記事をご紹介します……どうぞ!

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 最近思ったのですが、私の本のお話、実はしれっとネタバレしてませんか……?
あんまり遠慮無く書きたいので、これから読む予定の方、余計な情報が要らない方、気をつけてください……。
 
 直木賞受賞作『ホテルローヤル』を読みました。
結論から言いますと、とても楽しく読ませて頂きました!

 ホテルローヤル、というラブホテルを中心に、様々な登場人物の物語が展開していく。
一見、短編小説の寄せ集めのようで、実はホテルローヤルを中心とした大きな物語が流れている。

 一番最初の物語が、最も時系列上では新しい話で、徐々に時代を遡っていくという構成です。
これに関しては、桜庭一樹先生の『私の男』も同じような構成になっていて、当時は読んだ時の衝撃があったのですが、やはり面白い作りだなと再認識しました。

一番最後のお話が、一番始まりのお話、という作りも私の男と同じだったのですが、終わりから順に見せられている分、これまで読んできた「その後の結末」がより際立つ感じがするのです。

始まりは、希望しかなくて。その後何が待ち受けていようとも、その「希望」が輝いていた時の美しさは、胸を打つものがあるなぁと思います。
時系列を追うと、その希望は結局壊れてしまうのですが、小説として、一番輝いていた瞬間を結末に受け取ることで、なんだか素敵な印象のまま終わるという、不思議な読後感です。

 ホテルローヤルはラブホテルなわけですが、そのため全ての物語の中心には、男女の営みが描かれています。
物語の数だけの、男女の物語。それが直接的だったり、間接的だったりしながら、ホテルローヤルのアウトラインを描いているような気もしました。 

 断片から外堀を埋めていくような物語の作り方、非常に興味をそそられるものがあって、こういう作りのお話を書いてみたいな……と思ったのは個人的な感想です。

 素直にオススメできる一冊です。
捉え方によっては短編集的なふうにも捉えられますので、とにかく読みやすいと思います。
ご興味ある方、是非。

Kindleがない方はこちら


『恋する民俗学者』-中島千晴×大塚英志- を、読みました。

久しぶりに大塚先生こと、大塚英志さん関連の本を読みました!
Amazonさんにオススメされて、速攻買ってしまいました!

大塚先生が原作、絵を中島千晴さんが担当した『恋する民俗学者』です!

大塚先生には、「民俗学三部作」と呼ばれる作品群があります。

まずは柳田國男が狂言回しの『北神伝綺』

次に折口信夫が狂言回しの『木島日記』

そして、小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが狂言回しの『八雲百怪』

なのです!!

どれも大好きなんですが、ワクワクするのは『北神伝綺』で、切なくて好きなのは『木島日記』ですかね~!
『木島日記』には、やっと最新20巻が発表される『多重人格探偵サイコ』に登場する人物や組織も出てきたりして……!

話がだいぶ逸れましたが、大塚先生は柳田國男の孫弟子にあたるお方です。
大塚好きは「柳田」という単語を著作で何度も見るわけですが、その柳田國男が、柳田國男を名乗る前の「松岡國男」が主人公の作品、それがこの『恋する民俗学者』なのです!!

松岡國男=柳田國男は、民俗学者として知られていますが、そもそも文学者としての顔があったというのは、大塚さんの著作でなんとなくは知っていたのですが、この漫画を読むとそんな「文学と松岡國男」という物語を知ることができます。

松岡國男は、「歌」をやっていたんですねぇ……。
「歌」といえば、「恋」なのです!!

これも大塚好きだったらお馴染みの田山花袋がキーマンとなり、この物語は紡がれていくのだろうな……と思いつつ、一巻を読み終えたのでした。

あとは、大塚先生が、ちゃんと終わらせてくれるのを願いつつ……。笑
2巻に期待しております!!


『水域』『フィラメント~漆原友紀作品集』-漆原友紀- を、読みました。

師匠に勧められました『蟲師』にどっぷりはまってしまった綾瀬です。

『蟲師』-漆原友紀- を、読みました。

すると、Kindleさんが甘く囁くのです。
「漆原友紀さんだったらこういうのもあるんやで……。」

Kindleさんの誘惑にしこたま弱い綾瀬です。購入しました。

まずは『水域』です。

『蟲師』は全10巻と特別版でしたが、こちらは上下巻。さくっと読めるサイズでした!

日照り続きの日々、水泳部の中学生、川村千波が眠りや昏倒の中で迷いこむようになった豊かな水溢れる村。
そこに二人きりで暮らす少年と老人。
村に隠された真実と、それをめぐる家族たちの再生の物語。

私なりに要約するとそんな感じです……。

『蟲師』といい、『水域』といい、山や川に囲まれた村といったような、原風景的描写がこんなにも生まれるということは、きっとこれは漆原さん自身の原風景でもあるのかなぁなんて思っています。
話の間に挿入されているお話などからもそんな雰囲気が感じられます。

田舎育ちの私としては、遺伝子レベルで身体に染み付いた風景が呼び起こされて、人ごとではない共感を覚えるのですが、まさにこの『水域』のようなお話はこれから日本でどんどん起こってくるんですよね。

作品中では、人々の都合によるものでしたが、「2040年には日本中の地方自治体で人口にとてつもないインパクトがでる」というような悲観的ニュースも最近多く、そういった事情で数多くの村が消滅するという日は遠くないのかもしれません。

若年女性、896自治体で人口半減 2040年までに

2040年全都道府県で人口減 秋田35%・東京6.5%

当たり前のことなのですが、人一人一人に人生があって、歴史があって。
それが刻み込まれている場所があって、取り巻く人や記憶があって……。
死によってあっさりぽっかりとそれが抜け落ちたり、時間と共に減衰していつかなくなったり、いつまでも残ったり。

そういった全てが人の心を良くも悪くも揺さぶり続けるので、私達は前に進めなかったり、いつまでも後ろを振り返ったりするし、逆に強くいられたり、安らぎがあったりするんですよね。

という、人間たちの集合が家を作り村を作り、町になり国になって、世界中に広がっているのです。
誰一人として、そういう物語がない人はいないし、かと言ってその価値なんてまるでなかったように、あっさり人って死ぬのです。

なんだかその感じを忘れていたなぁ、と。『蟲師』~『水域』の流れで思う日々です。

 

もう一つは『フィラメント~漆原友紀作品集』です。

こちらは、漆原さんがまだ別のペンネームで執筆されていた頃の初期作品の抜粋や、『蟲師』の前身となる作品が収められています。
初期作品集にありがちなことですが、近作のイメージで見るとびっくりするというやつです。(けして悪い意味ではありません。)

やはり芯はブレないというか、漆原さんたる匂いがどの作品からも漂ってきます。
こういうのって本人からすると、けっこう気恥ずかしい、なんだったら封印したいものだったりもするはずなのですが(なにせ人は進化しますから)原点を感じるのにはとてもよい作品集だと思いました。

 

という感じで、漆原友紀さんの作品を一気読みしてしまいました……。
漫画ってやっぱりいいものですよね。
師匠から次の司令が来そうな気もしますが、私個人としても色々と探してみたいなーと思っています。

 

最後に……。

やっぱり『蟲師』がダントツ好きでした!!! ギンコー!!!


『蟲師』-漆原友紀- を、読みました。

以下、師匠とのLINE記録。

師:「蟲師マジヤバイから。読んでないとかないでしょ。読まないと潜りだよ。読んだほうがいいよ。」

綾:「えー、マジですか。。。気にはなってたんですけどねー」

師:「いや気になっても読まないと意味ないから。Kindleさんでいいから読みなさい。」

綾:「わかりましたー。ところで師匠、いつ読んだんですか?」

師:「え、今」

 

師匠は潜りでした。

 

……というわけで、『蟲師』を読みました!!

 

1999年~2008年まで連載されていたようで、思ったより前からあるのですね……。

「ギンコ」という白髪緑眼の「蟲師」なる職業を生業にする男性が諸国を漫遊しながら、「蟲」とそれに翻弄される人々との交流を描いた漫画です。

交流、というと語弊があるかもしれないので、補足しておくと。
けして「人助け」とは言い切れない面があると思ったので、敢えてこの言葉を選びました。

 

世界観としては、時間軸が明言されていないですが、現代よりも前。
ギンコは洋装ですが、主に山野や里山、麓や山間の村ばかりを行き来していて、そこに住む人達は皆、着物です。
作者の漆原友紀さん曰く「ずっと鎖国し続けている日本のようなイメージ」らしいので、大正~昭和くらいなのでしょうか。
それこそ大塚英志さんよろしく終わらない昭和のような……(余談)

漁村の話よりは、圧倒的に寒村の話のほうが多く、日本の原風景たる田園と山、茅葺屋根の家……という描写がたくさんで、胸が熱くなります。
山と共に生きる人達の話もあり、ああ……なんかいいなぁ……と思いながら。

 

「蟲」とは何ぞや?という話になりますが。
詳しくは是非読んでいただきたいので割愛しますが、私なりに言うと

「見えないけれどもそこに確かに存在して、世界に影響を与える、原初の生命から枝分かれした別の存在」

という感じです。

もちろんそれが見えるのが蟲師で、蟲にまつわる人の困り事を、一応解決していくのが仕事なのです。

ここでまた、一応、などという曖昧な言い方をしたのは、ギンコの立ち位置が、人と蟲の間にたって、物事を調停しているような感じに見えるからです。
極めて蟲寄りの存在だけど、情のなさそうな見た目の割に結構人たらしっぽかったり。

ふと、西尾維新さんの『化物語』に登場する「忍野メメ」に立ち位置が似てるのかなぁ、と思いました。忍野さん好きの私としてはギンコも大好きです。

 

「蟲」のモチーフとして採用されているのは、民間伝承や妖怪、自然現象から民族学的なものまで……つまりが私の大好物です!!

 

そして登場する女の子たち。
失礼ながら漆原さんはけして画力が高い方、とはいえないかもしれないのですが、味があって非常によい絵を書かれる方で。
……無性に女の子が可愛く見えるのです。いや、実際可愛いんです。

なんでだろう!と考えながら読んだのですが、多分、分かりました。
髪型です。

『蟲師』に登場する女性の髪型はおおまかに数パターンに分類可能です。もれなくそのどれかに当てはまる印象。
……そしてそれが全部私の好きな女子の髪型だったのでした……。

いやー、キャラクターに対する記号性を垣間見た瞬間でした!!

 

最後に物語。

一言でいうと、圧倒的に「切ない」です。

人はあっけなく死ぬし、すぐ間違うし、いつまでも後悔しているし、無力だし、取り返しの付かないことばかり。
しかし山や海を始めとする自然や、この星の生命というものの神秘性と力強さはとてつもないものです。
私達は、たったその一部分でしかなく、それゆえに感じる圧倒的な理不尽だったり虚無感を、抱えているのですが。

そういうものが、随所に散りばめられていて。もうなんかダメでした。(すごくよかったの意)

特に男女の話がもう、ダメ!切ない!

 

人って、人に縛られるんですねぇ。
人に縛られ、場に縛られる。

私は幸せになりたいですが、何か大きな事をする人って、結婚に見放されてる人も多い気がします。
きっと縛っちゃダメなんでしょうね、そういう人達は。

『ニュー・シネマ・パラダイス』を思い出しました。

『ニュー・シネマ パラダイス』を、見ました。
女って、男を縛りがちなんですかねぇ……。

とはいえ、成功するためには何かを犠牲に、的な言説もそれはそれで切ない気もします。

Amazonのジェフ・ベゾスさんとか、勝ち組も勝ち組ですが、御家族仲睦まじくやってる感じしますもんね。
Microsoftのビル・ゲイツさんとか。FACEBOOKのマーク・ザッカーバーグさんはお若いけど結婚してるのかな……?

 

件の最近師匠は、羽根ついてんじゃないかってくらいあっちこっちふらふらしてるので、そのうち蟲師になるんじゃないかと思ってきました。
結婚したいとか言ってるけど、蟲師じゃ難しいですね。残念でした。

 

お気に入りの話を紹介したいところですが……冗長になってきましたので、この辺りで。
総括としましては「やっぱり読まないと潜りだった!」です。

今度はアニメも見てみようと思います!! 本当に当たりでしたー!!

 


坊主BARと仏教、というお話。

こんにちは。

最近のブームは中華そばと醤油ラーメンです!

近所の食堂でよく食べております。(in AKITA)

 

こんな記事を発見してテンションが上りました。

【酒と人生】本物のお坊さまがやってる「坊主バー」は酒もおいしく問答もホンモノ/美味しいカクテルを飲みながら恋愛相談で予想外のガチバトルに

 

じゅ、住職!!

 

この記事で紹介されている中野「坊主バー」には、師匠に連れられて二度ほどお伺いしているのです。
どちらも写真でご尊顔が確認できる、釈源光(しゃく げんこう)さんに接客して頂きました!

機知に富んだ本当に面白い方で、頭脳警察のファンだというあたりも含めて最高です!
折々で顔を出す仏教のお話も、心に深く刺さります。

二度目に行った時は、師匠が仏教勉強モードだったせいもあり住職を質問攻め。
するすると回答してくれる内容は本当に勉強になりました!

ボウモアをカパカパ開けながら「まじすか~!!!」を連呼する師匠。
横で聞いている私もテンションが上ったのを覚えております。

中でも心に残っているのが、「般若心経って結局何なんすか?」という質問に対して、

「仏教を262文字で答えなさい、という問題がテストに出たら、回答は般若心経です。」というもの。

その瞬間二人で、「なるほど~!!!!」と叫んでしまいました……!

その後師匠は、どうやったらお坊さんになれるのかという話に夢中でした。
いつか出家しそうな気がします、あの人。

その際に紹介して頂いた本を、やっと読了しました!

こちらの二冊です!

コンビニ図書サイズの本で、(もしかしたらコンビニで売られていた時期もあるのでしょうか……)とても読みやすく、かつ内容もしっかりしていました!!

項目にかぶりはあるものの、この二冊はいい感じで補完関係にあって、より理解が深まる印象です!

私は『仏教のすべて』から読んだのですが、こちらのほうが内容と文体は堅め。
ちょっとするりと頭に入ってこない感じがあります。

釈迦の誕生から始まり、日本の仏教に至るまで、歴史を丁寧に辿りながら一つ一つを説明してくれています。
仏像の解説などもあり、お寺めぐりなどが好きな人やこれから始めたい人にも良さそうです。

『あらすじといらすとでわかる 日本の仏教』は、先ほど読了したのですが、なによりもわかりやすい!
そもそも仏教ってなんなのよ?的なところから、日本における仏教を柔らかい言葉で説明してくれています。
おそらく小学校高学年程度から理解できるのでは!?という語り口が何よりも魅力。
後半には、雑学としても使えそうな日本の身近な仏事について書かれています。

仏教に興味はあるけど、とりあえず何から読めばいいの?というあなたにはオススメの二冊です。
(そもそも私が、そうやって薦められた本なので……!)

拙いアドバイスとしては、
『あらすじといらすとでわかる 日本の仏教』→『仏教のすべて』の順番で読んだほうが拒絶反応が少ないかもしれません!!

以上、仏教をちょっと理解した気でいる綾瀬ですが、師匠が「ゲンロン総会で東さんがこれ読めば全て分かるって言ってた!」と購入した『仏教の思想』全12巻がそのうち課題図書で投下される気がして戦々恐々としています……。

尼になる日も遠くないかも。