『津田大介の「メディアの現場」 vol.90』 を、読みました。

津田大介さん(@tsuda)さんのメルマガである、『津田大介の「メディアの現場」』を購読している綾瀬です。
「積ん読」状態の津田マガをしっかりと読んでいくために、一日一マガを心に刻み、腰を据えて読み始めた2日目!

昨日は最新号を読んだので、手元にあった一番古い物……の次の90号を今日は読みました!

 

~津田大介の「メディアの現場」 vol.90~ 2013.8.23

Don’t lose your temper

津田さんによる、書き出し部分というか、津田マガの冒頭部分。
今回は「フォント」のお話。

フォントというと、本来デザイナーの範疇なのですが、文章を書く人間にとっても大切なんだよ、というお話。
そもそも、今は物書きも原稿用紙ではなくてPCを相手にする時代。
自分が使うツールのフォントを工夫することによって、負担やストレスが変わるよ、という津田さんのお話はとても説得力があります。

さらに、プレゼン資料内のフォントも、説得力に大きく関わってくるという辺りも、常々大きい舞台でお話をされている津田さんの言葉として語られると、ごもっともという感じです。

お仕事の環境は、こういう小さな工夫から、格段に変わっていくものなんでしょうね。

 

01、メディア/イベントプレイバック
◆アルゴリズムに支配されないために――川上量生が語る「人類とインターネットの未来」

言わずと知れた、「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」でお馴染みの「株式会社ドワンゴ」の会長。

最近では「株式会社KADOKAWA・DWANGO」の会長ですよね。

収録は30分番組としてかなり編集されてしまったらしいですが、津田マガではその二時間近い内容が全て紹介されています。

ニコ動は、最近では安部総理が当時の野田首相との党首討論の場として指名したりして、もはやオタクやアングラなユーザーだけの場所ではなくなっています。
「ニコニコ超会議」などの巨大イベントも大成功を収めていますしね。

そんな川上さんは、経営者としては明らかに変わったタイプだと思います。
私は師匠からよく経営者トークを聞きますが、どの方も、ものすごくタフでガツガツしていて、競争上等!!みたいなところがあるのですが、川上さんは「できるだけ同業他社と競争したくない。」であるとか「生き残るために大切なのは競争を避けることなんじゃないか」なんて言っている人。
のんびり生きたい、とも言っておられました。笑

そんな方が、今や日本のエンタメの王者的な立ち位置にいるというのがまたすごい話だと、私は思います。

そのエンタメ論もしっかりしていて、「人間はわかりそうでわからないものに惹かれるという傾向を本能的に持っていたと思う」「ウケるコンテンツというのは本能に働きかけるもの」と言う言葉は、深く刺さるものがあります。

そこから「インターネットの未来」に話は飛躍していくのですが、「インターネットは自分に都合のいい情報だけを見せるアーキテクチャになるというか、そっちの方向に進化するんだろうなと。」と言う言葉、これは東浩紀さんを始め、「インターネット黎明期に会った希望」が明らかに失墜し、みんなが夢見た未来は待っていなかったよ、と論じている人達の見識とバッチリ重なっていて。

それを、ネット世界の大物である川上さんも語ってしまうところに、真実がある気がしてちょっと鬱々としました。
結局、ネットで政治を動かす、というような話も民意をアルゴリズムとして解釈していく方向になって、良い未来が待っていないということであるとか、Google的な価値観が、世界が変わるポイントだったと語られる日がくるだろう……というお話になっていきます。

そんな中で、川上さんは「まず目の前の人達を楽しませたい。そこから広げていきたい」という、ある種当たり前で、でも堂々となかなか言えないことを表明していました。

そうですよね……。
規模は違うかもしれないですが、それは私も最近思っていることです。

最終的に話は、津田さんはどうするんですか?的な流れになっていきますがそこは割愛させていただきつつ。

とってもためになる対談でした!

 

07、ふるまいよしこの「中国ジャーナリズム、ネットと歩む未来」《第14回》
◆海外と中国ジャーナリズム――その4:反骨のジャーナリスト、長平氏

これ、とってもためになるコーナーです。
近くてよく知らない国、中国の事情を、とても深く掘り下げている内容が毎回読めます。

今回は、中国ジャーナリスト界で伝説の存在となっている長平氏のインタビュー記事でした。
内容はあまりに濃くて長いので割愛させていただきますが、中国という国では、日本なら小説や漫画、アニメのネタになってしまうような検閲体制が、嘘ではなく今でも誠に行われているということの衝撃でした。

その中で、虚構作品の主人公のように戦ってきた長平氏の半生はまさに伝説だし、ジャーナリズムと言うのは、ある意味本当に命がけなんだなということを感じました。

中国がこの先どうなっていくのか……ということは分かりませんが、あくまで日本の常識で考えるのであれば、やはり国によって国民にあまりにもフィルターがかけらている状態は、良いとはいえないと思うし、とは言え突然世界が変わることもないでしょう。

お隣の国として、その動向というのは、しっかりと注視して行かなければいけないのではないかなぁ、と感じました。

 

08、清水健朗の「本を読まない津田に成り代わってブックレビュー」《第38回》
◆「モヒート」と「レクサス」から考えるアップデートされた高度資本主義社会

要は、村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の歳』のレビューなのですが、着眼点が非常に面白い。
なるほど、春樹は「お酒」の名前で読むと面白いんですね……。

登場するアイテムを文化的記号として読むと、いろんなことが見えてくる、というのです。

村上春樹さんの作品の主人公が、今までずっと団塊世代だったのに『色彩~』では、初めて津田さん世代、つまり団塊ジュニア世代が主人公だと推察される……と言う辺りが非常に意味があると思いました。

実は春樹はあまり読んでいない綾瀬ですが、これは時間を作って読まないとな、と思いました!!

 

 

というわけで第二回終了しました!

活字を毎日しっかり読むというのは過大なので……よきトレーニングです。

これに合わせて本も読めればと……。

綾瀬、インプット頑張ります。アウトプットもね!


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