『テラビシアにかける橋』を、見ました。

突然ですが、師匠の宿題シリーズ-映画編-というのが始まるそうです。(人ごと)

「俺が見た映画を綾瀬ちゃんも見て、記事書きなよ」

……以上が、趣旨です。
まためちゃくちゃな事を言い出したなと思う反面、最近実家でののほんとしておりましたので、課題があるのはよいことです!(助かります、ネタ的に)

ということで、記念すべき第一回は『テラビシアにかける橋』です。

なんでこの映画かというと。
師匠の激烈リスペクトする、前社のスーパーエグゼクティブプロデューサーに、オススメを三本聞いて、まずそれから見る!!ということでした。

受け売りですか……というところはグッと胸にしまい、やっていきたいと思います!

それではお馴染み、ネタバレも含む可能性ありますので、まだの方はご注意ください……。

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『テラビシアにかける橋』(テラビシアにかけるはし、Bridge to Terabithia)は、2007年に公開されたウォルデン・メディア製作のファンタジー映画。原作はキャサリン・パターソンの同名児童文学。
テラビシアにかける橋 Wikipediaより

キャサリン・パターソンの同名ロングセラー児童文学を映画化した感動ファンタジー・ドラマ。多感な少年期の主人公が大人びた転校生の少女に気後れを感じながらも、ふたりで森の中に空想の王国をつくり互いの絆を深めていく姿を、ファンタジックな映像表現の中に年頃の少年少女のリアルな心情描写を盛り込みほろ苦くもエモーショナルに綴る。主演は「ザスーラ」のジョシュ・ハッチャーソンと「きいてほしいの、あたしのこと ウィン・ディキシーのいた夏」のアンナソフィア・ロブ。監督は「ラグラッツ」などのアニメ作品の製作で定評のあるガボア・クスポ。これが実写映画監督デビュー。
田舎の町の貧しい家庭に育った小学5年生の少年ジェス。学校ではいじめられ、女ばかりの家の中でも疎外感を抱き、孤独な日々を過ごしていた。そんなある日、彼は隣の家に引っ越してきたばかりの風変わりな転校生の少女レスリーと出会う。裕福な家庭の一人娘で自由奔放な彼女とジェスは何もかも対照的だったが、次第に仲良くなっていく。やがてふたりは小川を越えた森の中に分け入り、そこでふたりだけの空想上の王国“テラビシア”をつくり上げ、王と王女として君臨して冒険に満ちた楽しい時を過ごすようになるのだったが…。
テラビシアにかける橋 allcinemaより

田舎町の貧しい家庭で育つ小学5年生の少年、ジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)。世界のどこにも自分の居場所を見出せないジェスだったが、唯一の慰めは、奇妙な生き物を空想し、それをスケッチブックに描くことだった。ある日、校内の短距離レースでトップを走っていたジェスは、思わぬライバルの出現に大敗を喫してしまう。それは裕福な芸術家夫妻の娘で、転校生のレスリー(アナソフィア・ロブ)だった。第一印象こそ悪かったが、田舎町には珍しい個性的なファッションに身を包み、偏見を持たないレスリーに、ジェスは次第に心惹かれていく。やがて共に遊ぶようになった二人は、森の中にトゥリー・ハウスを発見する。レスリーの導きによって、二人はそこに美しい空想上の王国「テラビシア」を創り上げていく。不思議な生き物と城、美しい自然に囲まれた秘密の王国で、王と女王として君臨するようになる二人。「テラビシア」での冒険を通して、ジェスとレスリーは友情を育んでいく。そしてこの冒険は、灰色だったジェスの人生を虹色に彩り、彼を生き生きとした少年に変えていく。密かに憧れていた音楽教師のエドマンズ先生も、ジェスの芸術的才能に気づいて目をかけるようになっていた。しかし、そんなある日、突然の悲劇がジェスとレスリーを襲う……。
テラビシアにかける橋 KINENOTEより

 

主人公であるジェス君は、姉二人、妹二人の中でたった一人の男の子。
日本の男親なら喜びそうなところですが、女の子は家の事、なーにもしてくれないんですね。
田舎で子供5人、当然ながら貧しいわけですが、お家のお手伝いは全部、ジェス。
パパは妹のメリベル溺愛だし……。

学校にいくと、同級生の二人組は嫌がらせをしてくる。
8年生のジャニスは幅をきかせている。
日本風に言うなれば、芸術肌で草食系のジェス君は基本的に無抵抗。

女系の家族の中での疎外感、学校でも友達と居場所がない……。

そこに転校してくる、ちょっと風変わりな女の子レスリー……。

ここまできたら、この二人絶対仲良くなるわ! と言うのはもう確定ですよね。笑
しかも、第一印象は良くない……という鉄板ぷり。
でも心を閉ざしているのはジェスの方で。これが日本のラブコメだったら女の子の方なんですけどね。笑

二人は、次第に仲良くなって、近所の森で遊ぶようになり、一気に距離を縮めます。
(レスリーがお隣に引っ越してきたというのも、鉄板ですよね。笑)

ここでも、リードするのはレスリー。
彼女は想像力という翼を、ジェスに与えていきます。
その時から、ただ森は、二人だけの王国「テラビシア」へと姿を変えていく……。

そもそも絵ばかり描いていたジェスからすれば、それは難しくない作業だったんでしょうね。
ただ、嫌でも毎日現実を見せつけられる家に育った彼は、心に鍵がかかっていた。
その鍵を、レスリーが開けてくれるんですよね……。

想像力ってすごいよな、と思います。
「テラビシア」を共有していた二人には、同じようにリスが怪物に見え、木が巨人に見えていた。

私にも、そういう時代があったよな、って……。

何気ない帰り道、自転車を止めて、大好きなバンドの曲を聞きながら突然頭の中で始まるストーリー。
その頃を思い出して、ちょっとほろっとしてしまいました。

もう私のところには、意地悪な上級生や同級生もいないし、突然やってきて素敵な事をささやいてくれる転校生との出会いもないのですが、その頃のキラキラした断片のようなものは、きっと心のどこかに眠っているはずで。

それをおもちゃ箱をひっくり返したように、探し求めて、見つかるならば大事に磨いて行きたいなぁと。思いました。

私の中の意地悪な大人な部分は、このまま幸せにはいかないだろうなとか、物語的にはここで何かあるだろうとか、主人公は少年だから、彼に苦悩と成長が訪れるはずだとか思っちゃって本当に嫌なのですが。

ただ実際、創作でも、現実でも、キラキラした物語ってずっとは続かないし、いつか終わるんです。
そして別れがやってきたり、次の場所に行かなければならないような局面が訪れるものです。

それをいくつも越えて行くことが、歳を取るってことだったりするんでしょうね。

「あの時こうしていれば」も、もちろんたくさんあります。
本当に人生って理不尽です。

乗り越えるべきだ、というのは少々暴論だと私は思います。
どうやり過ごすか、どうそれと向き合って、流れる時と生きていくのか。
あんまりうまく言えている気がしないのですが、そういう方が、私は好きです。

そしてその時に、そばに誰がいるか、というのもきっと重要です。
やっぱり人間、一人では、ちょっと生きていけないかな。

別れをこじらすと、新海誠さん『秒速5センチメートル』の主人公みたいになるんですけど。笑
(けして馬鹿にはしていません。)
→ちなみに新海作品について書いた記事はこちら。

ジェス君は、素敵に向き合えたんじゃないかなぁ。

それにしても、海外のお子様ってなんでこう可愛いんですかね!!
レスリー、すっごく可愛かった!!

妄想が日課の人間として、「想像力」の素晴らしさを、再確認出来た作品でした。
「次へ」進むために。私も橋を、掛けて行きたいなと思います。


『テラビシアにかける橋』を、見ました。」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 『汚れた血』を、見ました。 | あおいはる。

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