だから私は音楽を辞めた。

ヨルシカさんの、『だから僕は音楽を辞めた』は、とても素晴らしい曲です。

「音楽で飯を食いたい」という人はたくさんいるけれど、それを実現できる人はほとんどいません。
音楽に限らずですが、芸事を食い扶持にするのは難しいものです。
今でこそ、YouTubeとか、一瞬で世界に作品を発信できる時代になったことで様変わりした部分はあれど、本質の「厳しさ」は変わっていないように思います。

音楽の道を志すことの衝動も、その過程の煩悶も絶望も諦観も、この曲には詰まっているなって。

私は、兄の影響を受けて小さい頃から音楽をよく聴いていました。
初めて聴いた音楽はスピッツだと言い張ってますが、正確には兄が好きだったそれに子供の私がとてもよく「反応した」のだそうです。

それをきっかけに、兄にくっついていろんな音楽を聞かせてもらいました。
私が年齢の割に80年代だ90年代だと言ってるのは、そんな子供時代が原因です。
nirvanaを聞かされて、よくわからないけどなんかすごいと思ったのは、中学1年のときでした。
お陰で友達は全然いませんでした。

兄が上京してしまった後も、いろんな音楽を聴かせてもらって、すっかり今の私ができあがります。
相変わらず友達はいなくて、兄が教えてくれることを吸収すればするほど周りと話が合わなくなりました。
彼氏? 直前の話聞いてました??

だからお家が貧乏だったので大学にはいかなかったけど、当然のように私は兄を頼って上京。
兄の背中ばっかり見てたので、結局音楽くらいしか、やりたいことがなかったから。

そこから、4年かな。
いわゆる音楽活動をしていましたが、諦めて。
その後、運良くゲーム会社に拾ってもらって、今に至ります。

兄は好きなんですが、声が似ちゃったことだけは残念でした。
地声低いんですよね。配信では結構頑張って高い声出してます。笑
Björkみたいになりたかったけど、私の声では無理でした。
あと何より。見た目にコンプレックスがありまして。
ステージに立つのが、辛くなってきちゃってね。

せめて才能があればよかったんですが、それも割と普通で。
私は音楽を辞めました。

その代わりに、書く方は割といけたみたいで、今こうしてフリーランスでご飯を食べることができてます。
音楽がなくても、何かを表現する人になりたいんだなっていうのは、音楽辞めたあとに気づいたことだったので。
遠回りしたけど、生きる目的を見つけられたんだと思います。

……という感じで、あとはそのまま物書きとして進んでいくものだと思ってたんですけどね。
私は再びギターを引っ張り出して、夜な夜な歌ったりするようになりました。

バーチャル万歳!笑

若い、とは自信満々に言えない歳になっちゃったけど、それでも夢はまだ見ていいんだなって思わせてくれた世界に感謝してます。
私のコンプレックスが消えることはないですが、それでも前向きに前のめりに生きていける仕組みができあがったことを、奇跡みたいに感じます。

来世では絶対可愛く生まれて、もう一回音楽やるんだって思ってました。

予定、前倒します。

実力不足なことに変わりはありませんが。
努力しようと思えて、それを行動に移せる状態になったことを、今は喜びたいです。

師匠が言ってました。
『音楽「辞める」って意味わかんねぇわ。』

今なら、なんとなくその意味がわかる気がします。

以上、相変わらず友達はいませんが、みなさんのお陰で楽しく生きてます、ayaseでした。


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